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リピート注文の進め方 — 「あとから追加」が高くつく金額を実額で出す

同じ40枚でも、一度に頼むか20枚ずつ2回に分けるかで総額は6,720円変わります。preTTy の数量割引は「1枚あたりの定額値引き」で注文単位に効くため、分割すると単価も送料も戻るからです。リピート・追加発注の損益分岐を自動見積もりの実額で分解し、予備を何枚持つべきかまで数字で示します。

執筆・監修: preTTy 編集部(オリジナルウェア制作 1994年〜・累計30万着以上の製作実績/板橋区の自社工房でシルクスクリーン・DTF・刺繍・カッティングに対応)

先に結論 — 分けて頼むと、分けた回数ぶん高くなる

リピート注文の相談でいちばん多いのが「とりあえず今回は少なめに作って、足りなければ追加する」です。段取りとしては安全ですが、金額には必ず跳ね返ります。preTTy の数量割引は1枚あたりの定額値引きで、1回の注文の合計枚数だけで決まるため、注文を分けると値引きが浅い段階に戻り、送料も注文ごとにかかるからです。

5.6oz スタンダードTシャツ(00085-CVT)・普通色(単色のみ)1色・胸ワンポイント1ヶ所・東京都での実額で比べます(税込・送料別の本体+送料の合計)。

頼み方支払総額一括との差
40枚を1回で57,240円—
20枚を2回に分けて63,960円+6,720円
30枚+あとから10枚62,160円+4,920円
60枚を1回で82,500円—
30枚を2回に分けて89,420円+6,920円
100枚を1回で136,740円—
50枚を2回に分けて137,940円+1,200円

差が最大になるのは20〜60枚の帯です。100枚を50枚ずつに分けた場合の差が1,200円と小さいのは、この帯では数量割引がすでに緩やかになっていて、分割しても単価が大きく戻らないためです。小さいロットほど分割の損が大きい、というのがこの表の読み方です。

差額の中身 — 単価差と送料差に分解する

「30枚+あとから10枚」の+4,920円を分解します。

項目40枚一括30枚+10枚差
1枚あたり1,403円1,453円/1,653円—
本体合計56,120円60,120円+4,000円
送料1,120円1,120円+920円+920円
合計57,240円62,160円+4,920円

差の8割は送料ではなく単価が戻ることによるものです。追加の10枚は単独の注文として扱われるので、最小ロット10枚の単価(1枚1,653円)が適用されます。40枚一括なら同じ10枚が1枚1,403円です。

だから「予備を何枚積むか」は数字で決められる

最初から多めに作るか、足りなくなってから足すかは、次の2つの数字を比べれば決まります。

  • 最初に10枚多く作る — 30枚で44,710円、40枚で57,240円。差は12,530円なので、予備10枚の実質コストは1枚1,253円。
  • あとから10枚足す — 単独注文で17,450円。1枚あたり1,745円。

差は1枚あたり492円です。つまり「10枚のうち5枚でも余る可能性があるなら、最初に積んだほうが安い」という判断になります。クラスTやチームウェアのように後から人が増える前提の案件では、予備は最初の注文に入れておくほうが合理的です。サイズ内訳は後から相談できるので、まず枚数だけ多めに固めるのが実務的です。20〜50枚帯の支払総額は 20枚・30枚・40枚・50枚の総額早見表 に並べています。

リピートで「安くなる」仕組みは無い — その代わり高くもならない

誤解を避けるために明記します。preTTy にリピーター割・早割・学割といった割引は存在しません。自動見積もりで使えるクーポンは、LINE友だち追加の500円引き(新規のお客様・お一人様1回限り)と、ご紹介者割引の1,000円引き(本体3万円以上が対象)の2種類だけです。

一方で、版代やデータ化費という費目そのものが無いため、2回目だから安くなることも、初回だから高くなることもありません。同じ型番・同じ加工・同じ枚数なら、1回目と2回目の見積もりは同額になります。「初回は版代がかかるがリピートは版代無料」という他社でよくある構造は、当社では最初から発生しません。版代の考え方は 版代の解説記事 にまとめています。

リピート注文の進め方

  1. 前回の注文番号か「前回と同じ」を伝える — 過去のデザインデータは保管しているため、データの再入稿は不要です。LINEで「前回と同じデザインで○枚追加」とお伝えいただければ、そのままお見積りに進めます。
  2. 変えるところだけ伝える — 枚数、サイズ内訳、ボディカラー、プリント箇所。変更がなければ仕様確認のやり取りは発生しません。
  3. 枚数が変わるなら単価を確認する — 数量割引は枚数で動くので、前回30枚・今回15枚なら1枚あたりは上がります。金額は 自動見積もりで枚数だけ差し替えて 先に確認できます。
  4. 納期を逆算する — リピートでもプリント工程は同じで、標準5〜7営業日です。お急ぎは特急仕上げ(+500円/枚)で3〜4営業日。データが残っていても製造工程は短縮されません。

リピートで実際に起きる3つのズレ

  • ボディの廃番・カラー落ち — メーカー側の都合で型番やカラーが終了することがあります。近い厚み・近い色の代替型番をご提案しますが、厚みが同じでもサイズ設計は型番ごとに違うため、同じLでも身幅が変わる場合があります。型番別の実寸は 67商品のサイズ表横断比較 で確認できます。
  • 染色ロットによる色差 — 同じカラー番号でも生産ロットが変わると染まり方が微妙に変わります。前回分と並べて着る用途(ユニフォームの買い足しなど)では、気になる場合があることを先に共有しておくと揉めません。
  • 前回の総額と今回の総額が合わない — 枚数が違えば単価が違い、送付先が違えば送料が違います。送料は都道府県別で送料無料はないため、前回と別の住所に送る場合は総額が変わります。都道府県別の実額は 47都道府県×枚数別の送料早見表 にあります。

よくある質問

追加注文は何枚からできますか?

初回と同じく10枚からです。リピートだからといって下限が下がることはありません。10枚未満の追加はお受けしていないので、「あと3枚」という状況を避けるためにも予備の枚数は初回に含めてください。

前回の単価をそのまま適用してもらえますか?

枚数が同じであれば同じ金額になります。枚数が変われば数量割引の段階が変わるため単価も変わります。過去のデザインデータと単価は保管しているので、前回条件の再現はご相談いただければ確認できます。

2回に分けたほうが良いケースはありますか?

あります。デザインを変える可能性が高い場合、サイズ内訳がまったく読めない場合、納品先が複数ある場合です。とくに納品先が分かれるなら、どのみち送料は箱ごとにかかります。大口では複数拠点への分納にも対応しているので、法人・団体向けのご案内 からご相談ください。

同じデザインで別のボディに変更できますか?

できます。デザインデータはそのまま使えるので、Tシャツからパーカーへ、といった変更も入稿し直す必要はありません。ただしプリント位置の可動域はアイテムで変わるため(ジップパーカーは前面中央が割れるなど)、位置の再設計が必要になる場合があります。

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