オリジナルTシャツの見積もりで最後まで分からないのが送料です。多くのプリント業者では、カートの最終画面まで送料が表示されないか、「送料無料」とだけ書かれていて実額の内訳が見えません。この記事では、preTTyの自動見積もりが実際に使っている送料テーブルを、47都道府県×箱サイズぶんそのまま公開します。届け先の県と枚数さえ決まっていれば、この記事だけで送料が1円単位で確定します。金額はすべて税込・2026年9月時点の自動見積もりエンジンと同一の値です。
まず結論:30枚なら送料は1,120円〜1,420円
クラスTシャツで定番の30枚で先に答えを出します。Tシャツ30枚は120サイズの箱1つに収まり、送料は届け先の都道府県によって次の4段階です。
| 届け先の例 | 30枚(120サイズ×1箱)の送料 |
|---|---|
| 東京都 | 1,120円 |
| 神奈川・大阪・愛知 など | 1,220円 |
| 広島・福岡・新潟 など | 1,320円 |
| 北海道・宮城・沖縄 など | 1,420円 |
普通色1色・胸ワンポイント1箇所の最安ラインなら30枚の本体は39,510円(1枚1,317円)なので、東京都あてなら送料は総額の3%弱(北海道あてでは約3.5%)。1枚あたりに直すと約37〜47円です。この注文規模では「送料で総額が跳ね上がる」ことは構造的に起きにくいと分かります。
送料を決める変数は「県」と「箱サイズ」の2つだけ
preTTyの送料は、東京発の宅急便料金体系に基づく「都道府県ごとの固定額×箱の数」で決まります。そして箱のサイズは枚数から自動で決まるため、Tシャツなら実際に必要な情報は届け先の県と枚数の2つだけです(パーカーなど厚手ウェアは後述のとおり箱が1段大きくなります)。自動見積もりも本記事も同じテーブルを参照しており、見積もり画面でお届け先を選ばなかった場合は東京都宛ての送料でいったん仮計算される仕様になっています。
Tシャツの箱サイズ早見(枚数→箱)
| 枚数 | 箱の構成 |
|---|---|
| 10〜20枚 | 100サイズ×1箱 |
| 21〜40枚 | 120サイズ×1箱 |
| 41〜60枚 | 140サイズ×1箱 |
| 61〜80枚 | 160サイズ×1箱 |
| 81枚以上 | 160サイズ+端数箱の複数口(例:100枚=160+100サイズの2箱) |
最小注文は10枚なので、実際の注文は100サイズからスタートします。いちばん小さい80サイズ(5〜9枚用)は、81枚のように160サイズ1箱から数枚あふれたときの端数箱としてだけ登場します。
パーカー・スウェットは同じ枚数でも箱が1段大きい
| 枚数 | 箱の構成(パーカー類) |
|---|---|
| 10〜20枚 | 140サイズ×1箱 |
| 21〜30枚 | 160サイズ×1箱 |
| 31枚以上 | 160サイズ+端数箱の複数口 |
生地に厚みがあるぶん、Tシャツなら100サイズで済む20枚が、パーカーでは140サイズになります。料金表自体は共通なので、同じ20枚・同じ県宛てでもパーカーはTシャツより2段階(=400円)送料が高くなる計算です。
47都道府県 全送料表(箱サイズ別・税込)
当社テーブルでは47都道府県が4つの料金帯に分かれています。まずご自身の県がどの帯かを確認し、上の箱サイズ早見と突き合わせてください。
| 料金帯(都道府県) | 80 | 100 | 120 | 140 | 160 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京都 | 720円 | 920円 | 1,120円 | 1,320円 | 1,520円 |
| 神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・山梨・静岡・愛知・岐阜・三重・滋賀・京都・大阪・奈良(15府県) | 820円 | 1,020円 | 1,220円 | 1,420円 | 1,620円 |
| 新潟・富山・石川・福井・長野・兵庫・和歌山・岡山・広島・徳島・香川・愛媛・福岡・佐賀(14県) | 920円 | 1,120円 | 1,320円 | 1,520円 | 1,720円 |
| 北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・鳥取・島根・山口・高知・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄(17道県) | 1,020円 | 1,220円 | 1,420円 | 1,620円 | 1,820円 |
読み方はシンプルで、箱が1サイズ上がるごとに+200円、料金帯が1つ遠くなるごとに+100円。同じ箱なら、東京都と最も遠い帯(北海道・沖縄など)の差は最大300円に収まります。
枚数別の実例と「1枚あたり送料」
代表的な枚数で、箱の構成と送料を東京・大阪・北海道の3例で並べます。
| 枚数 | 箱の構成 | 東京都 | 大阪府 | 北海道 |
|---|---|---|---|---|
| 10枚 | 100×1 | 920円 | 1,020円 | 1,220円 |
| 30枚 | 120×1 | 1,120円 | 1,220円 | 1,420円 |
| 50枚 | 140×1 | 1,320円 | 1,420円 | 1,620円 |
| 100枚 | 160×1+100×1 | 2,440円 | 2,640円 | 3,040円 |
| 200枚 | 160×2+120×1 | 4,160円 | 4,460円 | 5,060円 |
| 300枚 | 160×3+140×1 | 5,880円 | 6,280円 | 7,080円 |
| 500枚 | 160×6+100×1 | 10,040円 | 10,740円 | 12,140円 |
| 1,000枚 | 160×12+120×1 | 19,360円 | 20,660円 | 23,260円 |
注目してほしいのは1枚あたりに直した送料です。東京都宛てなら10枚で92円/枚、30枚で約37円/枚、300枚で約20円/枚、1,000枚では約19円/枚まで下がります。枚数が増えるほど、本体側の数量割引(1枚あたり定額の値引き)と送料の希釈が同時に効くため、大口になるほど送料の存在感は小さくなります。
自分の県を選んで30枚の送料込み総額を確定させる(自動見積もりは本記事と同じ送料テーブルで計算します)
送料を動かすもの・動かさないもの
見積もり項目のうち、送料に影響するのは「届け先の県」と「枚数(=箱)」だけです。それ以外のオプションはすべて本体側の加算で、送料の欄は1円も動きません。実際にエンジンで確かめた結果がこちらです。
- 特急仕上げ(1枚につき+500円で3〜4営業日、標準は5〜7営業日)——30枚・愛知県宛てで特急を付けても送料は1,220円のまま。増えるのは本体側の特急費15,000円(500円×30枚)だけです。
- プリント方法——フルカラー+330円/ヶ所、DTF淡色+880円/ヶ所、DTF濃色+1,100円/ヶ所、刺繍ワンポイント+780円/ヶ所(普通色1色は0円)。いずれも1枚単価側の加算で、箱のサイズ=送料には無関係です。
- 大きいサイズの追加料金——XXL+100円/4L+150円/5L+200円も本体側の加算です。
- クーポン——LINE友だち追加500円OFFと、3万円以上の注文で使えるご紹介1,000円OFFの2種は「送料・特急を除いた本体価格」に適用されます。30枚・愛知県宛てにLINEクーポンを使うと総額40,730円→40,230円になりますが、内訳の送料は1,220円のまま変わりません。
つまり「プリントを豪華にしたら送料も上がるのでは」という心配は不要で、送料は注文のいちばん早い段階で固定できる数字です。
「送料無料」表示を総額で読み解く
一般に、プリント業界の「送料無料」は配送コストが消えているわけではなく、そのコストが1枚あたりの単価に織り込まれた価格設計を指します。どの業者に頼んでも段ボール箱を宅配便で運ぶ物理コストは発生するため、比較すべきは表示形式ではなく「単価×枚数+送料+オプション」の総額です。
目安の算数はこうです。当社の30枚・東京都宛ての送料負担は1枚あたり約37円。つまり「送料無料」をうたう業者の単価が当社の単価より40円以上高ければ総額では当社が安く、逆に単価が十分に安ければ「送料無料」の業者の総額が勝つこともあります。総額で並べれば、どちらが得かは機械的に判定できます。当社には同じウェア・同じプリント条件で他社のほうが安い場合、お見積もりをお見せいただければ同額以下でご提供する価格保証もあるので、総額比較で他社が安かったときも一度LINEでご相談ください。
箱の境目を跨ぐ枚数、跨がない枚数
送料が動くのは箱サイズが変わる瞬間だけです。Tシャツなら20↔21枚・40↔41枚・60↔61枚で箱が1サイズ上がり、どの県宛てでも一律+200円。80↔81枚では2箱目が発生し、東京都宛てで+720円と少し大きく動きます。
ただし、送料だけを見て枚数を削るのは本末転倒です。実測例(大阪府宛て・最安ライン)では、20枚の総額27,460円に対して21枚は28,982円。差額1,522円のうち送料の増分は200円だけで、残りは追加1枚ぶんの本体1,322円です。境目を跨ぐコストの主役はあくまで本体側で、送料は脇役。「あと1枚足すか」は着る人がいるかどうかで決めるのが合理的です。
逆に覚えておいて損がないのは、20枚・40枚・60枚・80枚がそれぞれの箱をちょうど使い切る「箱効率が最も良い枚数」だということです。候補の枚数がその直上(21枚・41枚など)にあるなら、20枚と21枚など両方の枚数で総額を並べて試算し、送料側の差が200円だけであることを確認してから決めれば十分です。
試算例:31人のクラスで愛知県に届ける場合(架空のモデルケース)
ここまでの表を1つの注文に当てはめてみます。以下は架空のモデルケースで、金額は本記事執筆時点の自動見積もりエンジンで実際に計算した値です。
- 枚数と箱——31枚は「21〜40枚」の帯なので箱は120サイズ×1箱。30枚から1人増えても箱は変わらず、送料も動きません。
- 送料——愛知県は表の2番目の料金帯(820〜1,620円)なので、120サイズは1,220円。
- 本体——普通色1色・胸ワンポイント1箇所の最安ラインで1枚1,317円×31枚=40,827円。
- 総額——40,827円+送料1,220円=42,047円(税込)。送料は総額の約2.9%です。
このケースの学びは「人数が1人増減しても、箱の帯(21〜40枚)の中にいる限り送料は固定」だということ。クラス替えの直前で人数が確定しない時期でも、送料だけは先に1,220円と置いて予算を組めます。
よくある質問
送料はいつの時点で確定しますか?
注文前に確定します。自動見積もりでお届け先の都道府県を選んだ時点で、本記事と同じ送料テーブルから箱サイズ×箱数で計算された送料が総額に反映されます。都道府県を選んでいない間は東京都宛ての送料で仮計算されるため、正確な総額を知りたい場合は先に届け先を選んでください。
送料をゼロにする方法はありませんか?
ありません。当社は配送コストを商品単価に織り込まず、都道府県別の実額として分けて表示する方針です。そのぶん単価側に上乗せがなく、10枚で1枚1,422円〜・1,000枚で1枚1,046円(いずれも税込・送料別)という実額をそのまま提示しています。なおクーポンはLINE友だち追加の500円OFFと、3万円以上の注文で使える紹介クーポン1,000円OFFの2種類があり、実質的に送料ぶんを相殺する使い方ができます。
パーカーの送料はTシャツと同じですか?
料金表は同じですが、適用される箱が1段大きくなります。たとえば20枚の場合、Tシャツは100サイズ・パーカーは140サイズの箱になるため、同じ県宛てでも送料は400円高くなります。厚手のウェアを検討している場合は、本記事の箱サイズ早見をパーカーの表で読み替えてください。
30枚と40枚で送料は変わりますか?
変わりません。21〜40枚は同じ120サイズ1箱なので、東京都宛てなら1,120円のまま人数を増やせます。送料が動くのは41枚になって140サイズに上がる瞬間で、そこでどの県宛てでも一律200円上がります。同様に10〜20枚(100サイズ)・41〜60枚(140サイズ)・61〜80枚(160サイズ)も、それぞれの帯の中では送料が固定です。
100枚を超える注文の送料はどうなりますか?
同じテーブルで箱数ぶんを合算します。たとえば100枚は160サイズ+100サイズの2箱で東京都宛て2,440円、300枚は160サイズ3箱+140サイズ1箱で5,880円です。大口では複数拠点への分納やサイズ別の個別袋詰めにも対応しています。自動見積もりで計算できるのは1,000枚までで、それを超える規模は個別相談となります。
送料は「最後のサプライズ」ではなく最初に固定できる数字
ここまで見たとおり、送料は届け先の県と枚数(+Tシャツかパーカーかのウェア区分)だけで決まる固定値で、デザインやプリント内容のように悩む余地がありません。だからこそ、先にこの記事の表で送料を確定させてしまい、残った予算でウェアのグレードとプリント方法を検討する——この順番が総額の読み違いをなくすいちばん確実な進め方です。見積もり画面でも、本記事の表と1円違わない送料が表示されることを確認してみてください。