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  5. オリジナルトートバッグの作り方 — マルシェ・学園祭・ノベル…
素材公開: 2026-05-30

オリジナルトートバッグの作り方 — マルシェ・学園祭・ノベルティで綿/ナイロン・サイズ・入稿を選ぶ

トートはTシャツと違い試着で失敗が分かりません。刷ってから返品が効かないからこそ、生地と素材の二択に飛びつく前に「何を入れるか」を測る——中身ファーストの判断順序が起点です。マルシェ物販・学園祭・ノベルティで中身の重さと最長辺がどう違うかを示し、綿とナイロンを使われ方で分ける素材表、中身から逆引きするサイズ早見、マチや持ち手を避ける版下の置き方、配布枚数別の単価感とTシャツ同時発注の段取りまで、発注ボタンを押す前に仕様を一意に固めるための判断軸を整理します。

監修: preTTy 制作チーム(オリジナルウェア制作 1994年〜・累計30万着以上の製作実績/板橋区の自社工房でシルクスクリーン・DTF・刺繍・カッティングに対応)

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トートは「中身」から決める — 刷る前に測る寸法と重さ

マルシェの物販に並べる前、配布日が決まったノベルティの段ボールを開ける前。トートは「刷ってから返品が効かない」道具です。Tシャツなら届いてから試着して「思ったより丈が短い」と気づけますが、トートは試着で失敗が分かりません。生地の厚みもサイズも、発注ボタンを押した瞬間に確定し、後からは直せない——この不可逆性への不安こそ、入稿直前にいちばん重くのしかかるものです。

だからこそ、この記事はあえて綿かナイロンかという素材の二択から始めません。トートの仕様は、本来「何を入れるか」が先に決まっていて、そこから逆引きで生地とサイズが決まるものだからです。中身を測らないまま「なんとなく丈夫そうだから綿」「軽そうだからナイロン」と触感で選ぶと、刷り上がってから「売り物の陶器を入れたら持ち手が伸びた」「同梱パンフが折れずに入らなかった」という、返品の効かない失敗に直結します。まずは中身を測る。これがこの記事の判断起点です。

中身は用途によって重さも最長辺もまるで違います。具体的に並べてみると、逆引きの感覚がつかめます。

  • マルシェ物販: 陶器・焼き菓子の箱・アクセサリ台紙など。陶器は1点でも重く、底が抜けない強度が要ります。焼き菓子は軽い代わりに潰れない高さの余裕がほしい。台紙は折れないことが最優先で、入る物の重さと形がバラバラです。
  • 学園祭の模擬店: 釣り銭の小銭・チラシ・伝票・ペン。重さは軽いものの、チラシが折れずに入る幅と、提げて動いても中身が見える浅さが効きます。長時間提げるので持ち手の食い込みも論点です。
  • 企業ノベルティ: 同梱するパンフレット+サンプル品。来場者がそのまま会場を歩き、持ち帰る前提なので、A4パンフが折れない最長辺と、軽くて畳めることの両立が求められます。

この「中身の重さと最長辺の違い」が、次章の素材軸と、その次のサイズ早見表の入口になります。なお何枚から作れるか・Tシャツと一緒に頼めるかという枚数まわりの不安は、後半の枚数設計の章でまとめて扱いますので、ここでは中身を測ることに集中してください。物販でトートと屋号Tを世界観ごと揃える発想はマルシェ・クラフトフェアの屋号Tシャツの作り方もあわせてご覧ください。

綿かナイロンか、を「触感」でなく「使われ方」で分ける判断軸

素材選びでつまずく原因の多くは、「綿は風合いがいい」「ナイロンは安っぽい」といった主観的な触感で決めてしまうことにあります。ところがトートで失敗するかどうかを左右するのは、風合いではなく濡れるか・重い物を入れるか・畳んで持ち歩くか・プリントをどこまで再現したいかという4つの「使われ方」です。下の表は、綿(コットン)とナイロン/ポリ(poly)を、この4つの使われ方軸で並べた判断マトリクスです。中身を測った結果を、この表に当てて素材を絞り込んでください。

使われ方の軸綿(コットン)ナイロン/ポリ
濡れ・耐水水を吸って乾きにくい。雨天の屋外配布や保冷物には不向きな傾向水をはじきやすく、急な雨や屋外マルシェの搬入で中身を守りやすい
重い物の保持厚手(肉厚キャンバス)なら陶器や瓶など重量物の底抜けに耐えやすい薄手だと重量物で形が崩れやすいが、軽い物なら十分
折り畳み・携帯かさばり、畳んでも厚みが残る。常設の什器や物販の手提げ向き小さく畳めて軽い。来場者がバッグに忍ばせて持ち帰るノベルティ向き
プリント再現マットな地で発色が落ち着き、世界観や質感を出しやすいツヤのある地で写真調はやや沈みやすく、ベタや単色ロゴが向く

表を読み解くと、使い分けの結論はシンプルです。綿は発色と存在感で世界観を出したい物販向き、ナイロン/ポリは軽さと畳める携帯性で配布ノベルティ向き。物販で陶器や焼き菓子をブランドの空気感ごと持ち帰ってもらいたいなら厚手の綿、来場者が会場でもらってそのまま畳んで持ち帰る前提なら軽いナイロン、という分かれ方です。中身が「重くて世界観を出したい」なら綿、「軽くて持ち帰りやすさ優先」ならナイロンと覚えておくと、触感の好みに引きずられずに済みます。なお綿トートは繰り返し使える点で、使い捨てない販促物としての側面もあります(環境配慮のアイテム選びを参照)。素材ごとのプリント発色の差は印刷方式とも絡むため、DTFとシルクスクリーンの比較もあわせて確認してください。

サイズ呼称(S/M/L・フラット・ショルダー)が指す実寸と入る中身の早見

カタログでサイズを眺めて「Mくらいかな」と当て推量で選ぶのは、トートでは危険です。S/M/L・フラット・ショルダーという呼称は、寸法のラベルである以上に「何を入れる想定か」のラベルだからです。冒頭で測った中身を起点に、カタログを開く前に逆引きで当たりをつけるための早見が次の表です。寸法はメーカーやモデルで前後するため、ここでは「中身→向くサイズ呼称」の関係として読んでください。

サイズ呼称想定の中身価格レンジの傾向向く場面
Sアクセサリ・焼き菓子1〜2点・小物。手のひらサイズ中心最も抑えやすい物販でお買い上げ1点を上品に渡す
MA4書類・文庫数冊・サンプル+パンフ。日常の手提げ相当中位で量も出しやすい学園祭の配布・ノベルティの標準
Lまとめ買いの複数点・厚みのある商品・お買い上げ点数の多い客向け本体が大きく上がりやすい物販で点数の多い会計の持ち帰り
フラット(薄型)チラシ・伝票・A4書類が折れずに入る。マチが浅い抑えやすい模擬店の釣り銭管理・書類配布
ショルダー両手を空けたい搬入物・長時間提げる中身持ち手仕様の分やや上がる搬入搬出・長時間の会場配布

使い分けの軸は、サイズだけでなく「持ち方」にもあります。フラットトートはチラシや書類が折れずに入る薄型で、模擬店の釣り銭・伝票管理のように「広げて入れて取り出す」用途に向きます。一方ショルダートートは両手を空けたい搬入や、長時間提げ続ける配布で効きます。手提げのS〜Lは、物販でお買い上げ点数別に渡すバッグを分けたいときの選択肢です。中身を測ってこの表で呼称が定まったら、あとは少量から作れるかどうかが気になるところ。少量発注の進め方は小ロット注文のコツで具体的に解説しています。

プリント版下の置き方 — マチ・持ち手・底を避けてデザインを収める

素材とサイズが決まっても、最後にもう一つ、トート特有の落とし穴があります。Tシャツはほぼ平らな面に刷れますが、トートはマチ(側面の折り込み)・底の折り返し・持ち手の縫い付けによって、実際にきれいに刷れる範囲(プリント可能域)が制限されます。版下を面いっぱいに作ってしまうと、縫製のラインにロゴや文字がかかって切れたり、マチの折り目で柄が歪んだりします。

失敗を避ける置き方の原則はこうです。屋号やロゴは、持ち手の縫い付け位置の下、底の折り返しの上、左右のマチの内側に収まる中央の安全域に置きます。前面のど真ん中を基準に、上下左右に余白を取って配置すると、縫製で切れるリスクが大きく下がります。とくに底に近い位置の柄は、物を入れて膨らんだときに見え方が変わるため、重要なロゴは底寄りを避けるのが無難です。デザインを面で大きく見せたい設計の考え方は背面・面で見せるデザインの設計、ロゴの配置と余白の取り方はロゴデザインの基本が参考になります。

版の選び方も、トートの面積文脈で決まります。写真調やフルカラーのグラデーションを面で出すならDTF、単色やベタのロゴを大きく出すならシルクスクリーンが向きやすい、という整理です。色数が増えるほど版が増えるシルクスクリーンに対し、DTFは色数に縛られないため、世界観を写真で見せたい物販トートと相性が良い傾向があります。方式ごとの切り替えラインはDTFとシルクスクリーンの比較をご確認ください。

綿トートの色×インク発色の注意

もう一点、綿トートで見落としやすいのが地の色です。生成り(ナチュラル)やベージュのように地に色味がある綿トートは、その上に薄いインクや明るい色を直接刷ると、地の色が透けてインクが沈み、想定より暗くくすんで見えることがあります。生成り地に濃い色のデザインを乗せる分には沈みは目立ちにくい一方、明るい色やパステルを生成り地に乗せる場合は、白を下地に敷く(白版を入れる)かどうかで発色が変わるため、入稿前に相談しておきたいポイントです。地の色とインクの相性は、刷ってからでは直せない要素なので、ここも発注前に潰しておきましょう。

配布枚数で変わる単価感と、Tシャツと同じ便にまとめる発注設計

仕様が固まると、次に出てくる現実的な不安は「何枚から頼めるのか」「Tシャツと一緒に頼めるのか」の2つです。この2大painを正面から解消するのが下の表です。枚数の多寡そのものを断定するのではなく、「版代は枚数で按分される」という費用構造の見取り図として読んでください。

枚数レンジ向く場面版の考え方Tシャツと同梱するメリット
小ロット(数枚〜)物販で少数だけ並べる・試作・自分用の屋号トート版を起こすと1枚あたりに固定費が重く乗る。版不要のDTFが小ロットでは扱いやすい傾向Tと同デザインなら入稿データを共用でき、少量でも段取りが1回で済む
中ロット学園祭の模擬店・ゼミやサークルの配布版代を枚数で按分でき、単色ベタなら版方式も選択肢に入ってくるTとトートを同じ便でまとめると校正・納期の管理が一本化できる
大ロット企業ノベルティ・来場者全員配布枚数が多いほど版代が按分され、1枚あたりの固定費負担は構造的に下がるTとトートを同版・同色で展開し、ブランドの世界観を会場で揃えられる

表の肝は、版代が「枚数で割られる固定費」だという点です。少ない枚数では割る先が少ないため1枚あたりに重く乗り、枚数が増えるほど按分されて軽くなる——この構造を押さえておくと、見積もりの数字の動き方が腹落ちします。そして見落とされがちなのがTシャツとの同時発注です。学園祭やノベルティでTシャツとトートを同じデザインで揃えると、入稿データや版を共用できて、別々に頼むより校正・納期・支払いの段取りがまとめて減ります。世界観としても、来場者が「Tを着たスタッフ」と「配られたトート」を同じ屋号で認識でき、印象が一本に通ります。中身→サイズ→素材→版の順で仕様が固まったら、その時点で自動見積もりやLINE相談へ進むのが、迷いを最小にする進め方です。少量からの段取りは小ロット注文のコツ、版の選び分けはDTFとシルクスクリーンの比較もあわせてどうぞ。

よくある質問

Q. トートバッグは何枚から作れますか?

A. 少量から制作できます。版を起こさないDTFは1枚でも単価が極端に跳ね上がりにくく、物販で少数だけ並べたい場合や試作にも向きます。枚数が増えるほど版代が按分されて1枚あたりの固定費負担は下がる構造なので、まず想定枚数を決めてから見積もりを取ると判断しやすくなります。枚数レンジ別の考え方は本文の枚数設計の章と小ロット注文のコツをご覧ください。

Q. Tシャツとトートバッグを同じデザインで一緒に注文できますか?

A. 同じデザインでまとめてご相談いただけます。入稿データや版を共用できるため、別々に頼むより校正・納期・支払いの段取りが一本化できるのがメリットです。学園祭のスタッフTと配布トート、物販の屋号Tと持ち帰りトートを揃えると、会場での見え方も一貫します。同時発注の段取りはそのままLINEやお電話でご相談ください。

Q. 綿とナイロンのトート、洗濯や持ち帰りやすさで選ぶならどちらが向きますか?

A. 持ち帰りやすさと急な雨への強さを優先するなら、水をはじきやすく小さく畳めるナイロン/ポリが向きます。一方、洗って繰り返し使う前提で世界観や発色を出したいなら綿が向きます。中身が軽くて来場者が持ち帰る配布ノベルティならナイロン、重めの物販で存在感を出すなら厚手の綿、という分け方です。詳しくは本文の素材判断の表を参照してください。

Q. マチや持ち手があるトートでも、ロゴや写真をきれいにプリントできますか?

A. プリントできますが、マチの折り目・底の折り返し・持ち手の縫い付け位置を避けて、前面中央の安全域にデザインを収めるのがコツです。縫製ラインに重要なロゴや文字がかからないよう余白を取ってください。写真調を面で出すならDTF、単色ロゴを大きく出すならシルクスクリーンが向きやすく、配置の考え方は背面・面で見せるデザインの設計が参考になります。

Q. フラットトートとショルダートートは、どんな場面で使い分ければよいですか?

A. チラシや書類が折れずに入る薄型のフラットトートは、模擬店の釣り銭管理や書類配布のように「広げて入れて取り出す」用途に向きます。ショルダートートは両手を空けたい搬入搬出や、長時間提げ続ける会場配布で効きます。中身と提げ方の両方から選ぶと迷いません。詳しくは本文のサイズ早見の表をご覧ください。

Q. 生成り(ナチュラル)色のトートに濃い色のデザインを入れても発色しますか?

A. 生成り地に濃い色を乗せる分には沈みは目立ちにくく、発色します。逆に明るい色やパステルを生成り地に直接乗せると、地の色が透けてインクが沈み、くすんで見えることがあります。その場合は白を下地に敷く(白版を入れる)かどうかで仕上がりが変わるため、地の色とインクの相性は入稿前にご相談ください。地の色とインクは刷ってからは直せない要素です。

お見積もり・ご相談

トートは試着で失敗が分からず、刷ってからは返品が効きません。だからこそ、中身→サイズ→素材→版の順で仕様を一意に固めることが、いちばんの失敗回避になります。preTTy(プリティ)では、その仕様メモ(用途/想定枚数/入れる物の最長辺と重さ)をお持ちいただければ、サイズ呼称の迷いや綿ナイロンの判断、生成り地の発色まで、そのままご相談いただけます。料金と納期は自動見積もりで数秒で確認でき、デザインの当たりを付けたいときはテンプレート集からカスタマイズもできます。サイズや素材がまだ固まっていない段階でも、LINEで無料相談、お急ぎはお電話(0120-76-2005)で、中身から逆引きで一緒に詰めていけます。学園祭やノベルティでTシャツとトートを同じデザインで揃えたい同時発注の段取り相談も歓迎です。少量からの進め方は小ロット注文のコツ、物販で屋号ごと世界観を揃える発想はマルシェ・クラフトフェアの屋号Tシャツの作り方もあわせてご覧ください。

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