DTFプリントとは
DTF(Direct to Film)プリントは、専用フィルムにデザインを印刷し、熱プレスでTシャツに転写する方法です。版が不要なため、1枚からフルカラーで制作でき、写真やグラデーションの再現性に優れています。2020年以降に日本で普及し、小ロット・多品種生産の主流になりつつあります。詳細は DTF転写の特徴。
シルクスクリーンとは
シルクスクリーンは、デザインごとに「版」を作り、インクを生地に直接刷り込む伝統的なプリント方法です。版代(1色あたり約5,000円)が必要ですが、大量生産では1枚あたりのコストが圧倒的に安くなります。100年以上の歴史がある定番技法で、オリジナルTシャツ業界の王道です。
料金比較 — 枚数別早見表
5.6oz標準Tシャツ + 前面1色プリントでの目安単価(前後プリントや多色は別途加算):
- 1枚: DTF 約4,500円 / シルク 約10,000円(版代重いため非現実的)
- 10枚: DTF 約3,000円 / シルク 約3,500円(DTF有利)
- 20枚: DTF 約2,700円 / シルク 約2,800円(ほぼ互角)
- 30枚: DTF 約2,500円 / シルク 約2,400円(シルク逆転開始)
- 50枚: DTF 約2,400円 / シルク 約2,100円
- 100枚: DTF 約2,200円 / シルク 約1,800円(シルク圧勝)
- 300枚: DTF 約2,000円 / シルク 約1,550円
料金試算は 自動見積もり で具体的な条件を入れて確認できます。
どっちを選ぶ?枚数別フローチャート
- 〜10枚 → DTF一択(シルクは版代のため非現実的)
- 10〜30枚 → DTF優位、フルカラーならDTF確定
- 30枚 → 切替ライン、1色なら僅差、フルカラーならDTF継続
- 30〜100枚 → シルク優位、1色・2色ならシルク、フルカラーのみDTF
- 100枚以上 → シルク圧勝、DTFは選ぶ理由なし
色数での料金変動(シルク)
シルクスクリーンは色数ごとに版が必要。色数が増えると版代が増え、DTFとの相対的な優位が変わります。
- 1色シルク vs DTF: 30枚でほぼ互角、それ以上はシルク有利
- 2色シルク vs DTF: 50枚が切替ライン
- 3色シルク vs DTF: 80〜100枚が切替ライン
- 4色以上シルク vs DTF: 150枚以上でもDTFが競合、フルカラーはDTF確定
写真・グラデーションの再現性比較
- DTF: 写真・グラデーションを忠実に再現。フルカラー(CMYK全領域)対応
- シルクスクリーン: 写真は網点分解(半調印刷)で可能だが、DTFに比べると粗め
- グラデーション: DTFはスムーズ、シルクはハーフトーン処理で段階感が出る
- 蛍光色: シルクは蛍光インクで強い発色、DTFは蛍光の再現が限定的
写真入りTシャツなら 写真プリントTシャツの作り方 を参照。
洗濯耐久性の比較
- シルクスクリーン: 洗濯100回以上でも色落ちしにくい(インクが厚い)
- DTF転写: 洗濯50〜100回程度で少しずつ退色・剥がれ
- 裏返して洗う・漂白剤NG・乾燥機は低温 は両方共通の鉄則
長期間の業務ユニフォーム用途ならシルクが有利、個人・イベント用途ならDTFで十分です。
濃色Tシャツへのプリント比較
- シルク: 白インクの版を別途作成して2回刷り。版代+刷り工程が増える
- DTF: フィルム側に自動で白下地を生成。追加料金なしで対応可
黒T・紺Tに明るい色をプリントしたい場合は、少量ならDTF、大量ならシルク(白版前提で見積もる)が最適。
納期の違い
- DTF: 版作成不要 → 最短3営業日対応可(急ぎ注文のコツ)
- シルクスクリーン: 版作成で+1〜2日必要 → 最短5営業日
繁忙期や急ぎ案件ではDTFの優位が大きくなります。
肌触り・見た目の違い
- シルクスクリーン: インクが厚く乗り、「しっかりプリント」という見た目。経年でインクが柔らかくなる
- DTF転写: フィルム転写のためややツヤのある仕上がり。プリント部分が少し硬め
- 刺繍風: シルクの重ね刷りで立体感を出すことも可能
よくある疑問Q&A
- Q: 写真をプリントしたい、どっち? → DTF(シルクは網点分解で粗くなる)
- Q: 1枚だけ作りたい、どっち? → DTF(シルクは版代のため1枚だと1万円超)
- Q: 100枚で1色、どっち? → シルク(1枚あたり400円ほど安い)
- Q: 黒Tに白ロゴ、どっち? → 10枚までDTF、30枚超えたらシルク+白版
- Q: 耐久性重視なら? → シルク(100回以上の洗濯に耐える)
- Q: 急ぎで2週間後必要、どっち? → DTF(版作成不要で時短)
判断基準のまとめ
- 30枚が切替ライン — 30枚以下はDTF、30枚以上はシルクが基本有利
- フルカラーはDTF一択 — 写真・グラデ・多色は枚数に関わらずDTF
- 1色・2色の大量はシルク — 100枚以上の1色ロゴはシルクが圧倒的に安い
- 迷ったら自動見積もり — 枚数と条件を入れて両方の料金を比較
オリジナルTシャツのお見積もり・ご相談
preTTy(プリティ)は1枚から大量注文まで対応する、激安価格と最短納期のオリジナルTシャツ制作サービスです。料金と納期は 自動見積もり で数秒で確認でき、デザインに迷ったら テンプレート集 からカスタマイズもOK。急ぎのご相談は LINEで無料相談 からどうぞ。
あわせて読む
- プリント方法の選び方(5種比較) → /blog/print-method-comparison
- DTF転写の特徴 → /blog/printing-dtf-transfer
- プリント方法別コスト完全比較 → /blog/print-method-cost-breakdown
- インクジェットプリントの特徴 → /blog/printing-inkjet-deep-dive
- 写真プリントTシャツの作り方 → /blog/photo-print-guide