インクジェットプリントの基本
インクジェットプリントは、専用プリンターで布に直接インクを吹き付ける技法です。デジタルデータを直接印刷できるため、フルカラー・小ロット・複雑なグラデーションなど、シルクスクリーンでは難しい表現が可能です。
インクジェットの3大特徴
- フルカラー対応: 何色使っても料金が変わらない
- 小ロット向き: 1枚から発注可能
- グラデーション対応: 写真も鮮明に印刷
シルクスクリーンとの違い
- 版の有無: インクジェットは版不要
- 色数: インクジェットは無制限
- 発色: シルクの方が鮮やか
- 耐久性: シルクの方が洗濯に強い
- コスト: 大量発注ならシルクが安い
インクジェットの得意なデザイン
- 写真プリント
- グラデーション
- 細かいディテール
- フルカラーイラスト
- 文字のグラフィック
インクジェットの苦手なデザイン
- 大きなベタ塗り(色ムラが出やすい)
- 濃色Tシャツに明るい色(下地処理が必要)
- 白文字のみの大量発注(コスト高)
- 繰り返しパターン(シルクの方が均一)
DTGプリントとの関係
DTG(Direct to Garment)は、インクジェットプリントのTシャツ向け呼称です。技術的にはほぼ同じですが、業界では文脈により使い分けられます。
濃色Tシャツへのプリント
- 白インクで下地を作る(2度プリント)
- コスト・時間が増す
- 仕上がりは濃色でもクリア
- DTF転写も選択肢
インク種類
- 水性インク: 肌触り良好・環境に優しい
- 顔料インク: 発色が鮮やか
- 染料インク: 繊維に浸透
- ピグメントインク: 耐久性
洗濯耐久性
- 10〜30回の洗濯で少し退色
- 裏返して洗濯で長持ち
- 漂白剤は絶対NG
- 直射日光乾燥を避ける
対応素材
- 綿100%: 最適
- 綿ポリ混紡50/50: 対応
- ポリエステル100%: 専用インクで対応
- ナイロン: 染まりにくい
コストの考え方
- 1枚あたり1,500〜3,500円(サイズ・色数で変動)
- 枚数で単価が下がらない(シルクスクリーンと違う)
- 大量発注には不向き
- 50枚以下ならインクジェット有利
業界の現在とトレンド
- デジタルデータ直送で納期短縮
- 水性インクへの移行
- 大量生産にも対応する機械進化
- サンプル製作が容易
こんな時に選ぶ
- サンプルを1枚だけ作りたい
- 個別のカスタマイズが多い
- フルカラー写真を印刷
- 複雑なグラデーション
- 5〜30枚程度の小ロット
避けるべきシーン
- 100枚以上の大量発注
- 同じデザインを何度も発注
- 予算が厳しい大量生産
- 毎回洗濯する制服用途
プリント時間
- 1枚あたり約5〜10分
- シルクスクリーンより時間がかかる
- 大量発注の納期遅延に注意
データ入稿の注意
- 解像度300dpi以上必須
- CMYKで作成
- PNG透明背景が便利
- データサイズは実寸
発色の特徴
- 淡い色は飛びやすい
- 中間色・グラデは得意
- 蛍光色の再現は難しい
- CMYKで出ない色もある
おすすめシーン
- 同窓会・結婚式の記念Tシャツ
- 写真入り家族Tシャツ
- 1枚からのオリジナルデザイン
- アート・コラボ企画
業者選びのポイント
- 最新のプリンター導入
- インクの種類を公開
- サンプル制作が可能
- 洗濯耐久のデータ公開
オリジナルTシャツのお見積もり・ご相談
preTTy(プリティ)は1枚から大量注文まで対応する、激安価格と最短納期のオリジナルTシャツ制作サービスです。料金と納期は 自動見積もり で数秒で確認でき、デザインに迷ったら テンプレート集 からカスタマイズもOK。急ぎのご相談は LINEで無料相談 からどうぞ。
あわせて読む
- プリント方法の比較 → /blog/print-method-comparison
- DTF vs シルクスクリーン → /blog/dtf-vs-silkscreen
- 写真プリントのコツ → /blog/photo-print-guide