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写真プリントTシャツの作り方 — 選べる3方式の実額と、濃色ボディで220円上がる理由

写真をTシャツに入れるとき preTTy で選べるのはフルカラー・DTF明色・DTF濃色の3方式。前面A4・30枚での実額は1枚2,083〜2,853円で、濃色ボディを選ぶと1ヶ所あたり220円上がります。方式の選び分け、入稿データの条件、ボディカラーが仕上がりを決める理由を実データで解説します。

執筆・監修: preTTy 編集部(オリジナルウェア制作 1994年〜・累計30万着以上の製作実績/板橋区の自社工房でシルクスクリーン・DTF・刺繍・カッティングに対応)

写真に使える方式は3つ — DTGはメニューにない

写真プリントの解説記事ではインクジェット(DTG)がよく紹介されますが、preTTy の提供メニューにDTGはありません。自動見積もりで選べるのは、普通色(単色のみ)/金銀ラメ/大粒ラメ/フルカラー/DTF(淡色ボディ)/DTF(濃色ボディ)/刺繍ワンポイントの7方式です。このうち写真が載るのは次の3つです。

方式1ヶ所あたりの加算向くボディ得意なこと
フルカラー+330円白・淡色色数無制限。写真やグラデーションを最も安く載せられる
DTF(淡色ボディ)+880円白・淡色転写シートで乗せるため発色が強く、細部の再現が安定する
DTF(濃色ボディ)+1,100円黒・ネイビーなど濃色白引き(下地)を入れるので、濃色でも写真の明るい部分が沈まない

シルクスクリーン(普通色)は色ごとに版を分ける方式なので、写真の階調はそのままでは再現できません。単色に加工して「2階調のアート調」に振る使い方はできますが、写真らしさを残したいなら上の3つから選びます。

前面A4・30枚で並べた実額

5.6oz スタンダードTシャツ(00085-CVT)に前面A4を1ヶ所入れた場合の実額です(東京都・税込・送料別)。

方式10枚30枚100枚30枚の総額
普通色1色(写真は不可・参考)1,953円1,753円1,643円53,710円
フルカラー2,283円2,083円1,973円63,610円
DTF(淡色ボディ)2,833円2,633円2,523円80,110円
DTF(濃色ボディ)3,053円2,853円2,743円86,710円

写真を入れるための最小の追加額はフルカラーの330円/ヶ所で、30枚なら総額で9,900円です。濃色ボディを選ぶとDTF濃色になり、DTF淡色よりさらに1ヶ所220円(30枚で6,600円)上がります。白引きの工程がひとつ増えるためです。ボディカラーを黒にするかどうかは、デザインの好みだけでなく総額にも直結します。

前面と背面の両方に写真を入れる場合は箇所数が2になるので、DTF淡色で1枚4,411円、DTF濃色で1枚4,851円(いずれも30枚・東京都)です。位置ごとの料金の組み合わせは プリント位置12プリセットの料金マップ にまとめています。

ボディの色が仕上がりの8割を決める

写真プリントでいちばん多い「思ったより暗い」「色が違う」は、データではなくボディカラーが原因であることがほとんどです。

  • 白ボディ — 写真の白い部分がそのまま生地の白になり、いちばん素直に出ます。背景を透過したデータとの相性も最良。フルカラーで最も安く仕上がるのもこの組み合わせです。
  • 淡色ボディ(ライトグレー・ベージュなど) — 透過部分にボディの色が乗るため、写真の明るい部分がわずかに色づきます。人物写真では肌色が転びやすいので、背景を残して四角のまま載せるほうが安定します。
  • 濃色ボディ — DTF濃色で白引きを入れれば写真は沈みません。ただし白引きの縁がデザインの輪郭として見えるため、背景を透過した切り抜き写真のほうが仕上がりがきれいです。

なお生地の厚み自体は発色にほとんど影響しませんが、薄い生地に大きな面積のDTFを載せると生地が突っ張って見えることがあります。写真を大きく入れるなら5.6oz以上のボディが無難です(オンスの選び方)。

入稿データの条件

  • 解像度は350dpi以上・実寸サイズ以上 — A4(21×29.7cm)で使うなら、その実寸で350dpiが必要です。小さい画像を引き伸ばすと輪郭がぼやけます。
  • 推奨形式はAI・EPS・PDF(高解像度) — PNG・JPGでも300dpi以上であれば対応できます。背景を抜くならPNG(透過)でご入稿ください。
  • カラーモードはCMYK — 画面のRGBとプリントのCMYKでは再現できる色域が違います。CMYKで書き出しておくと、画面との差が小さくなります。蛍光色・金銀は特に再現できない領域です。
  • SNSからの再ダウンロードは避ける — InstagramやLINEを経由した画像は圧縮されているため、見た目は同じでもプリントすると粗さが出ます。必ずカメラの元データを使ってください。

スマホ写真でも足りるのか

足ります。最近のスマートフォンのカメラは、標準設定でもA4実寸350dpiに必要な画素数を上回ります。問題になるのは解像度より撮影条件です。

  • 暗い写真 — プリントは画面より暗く沈みます。撮影時か編集で明るさを上げておく。
  • 手ブレ・ピンぼけ — 拡大すると必ず目立ちます。プリントで救済はできません。
  • 背景がごちゃついている — 被写体が埋もれます。背景を抜くか、単色の背景で撮り直すのが早道です。
  • デジタルズームで撮った — 引き伸ばし済みなので実質的に解像度が落ちています。近づいて撮り直してください。

入稿前に確認する3つ

  1. 実寸で等倍表示して見る — 画面で100%表示にして粗さが気にならなければ、プリントでも問題ありません。
  2. 肖像権・著作権の確認 — 人物が写っている写真は本人の許可、キャラクターやアート作品は権利者の許可が必要です。物販に使う場合は特に慎重に。
  3. ボディカラーを決めてから方式を選ぶ — 白・淡色ならフルカラーかDTF淡色、濃色ならDTF濃色。順番を逆にすると、あとから220〜770円/ヶ所の差が出ます。

写真を使ったデザインの構図づくりは 写真を活かしたTシャツデザイン、方式全体の比較は プリント方法比較 を参照してください。

よくある質問

写真プリントは何枚から作れますか?

10枚からです。写真だからといって最小ロットは変わりません。版代やデータ化費という費目も無いため、10枚・前面A4・フルカラーなら1枚2,283円(税込・送料別)から作れます。

1枚ずつ違う写真にできますか?

自動見積もりは同一デザインでの算出になるため、1枚ずつ写真を変える場合は個別のお見積りになります。枚数と写真の点数が決まった段階でLINEからご相談ください。

写真プリントは納期がかかりますか?

変わりません。標準5〜7営業日、お急ぎは特急仕上げ(+500円/枚)で3〜4営業日です。方式によって納期が変わるのは刺繍だけです。

白いTシャツ以外でも写真はきれいに出ますか?

出ます。濃色ボディではDTF(濃色)が白引きを入れるため、黒やネイビーでも写真の明るい部分が沈みません。ただし1ヶ所あたりの加算が1,100円と最も高い方式になるので、総額を先に確認してから決めてください。ボディカラーと方式を切り替えて総額を出すと、その場で比較できます。

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