地域の祭りや市でそろいのTシャツを作るとき、最初に決めるのは「いつまでに用意するか」です。preTTy はエリアページを作るために、2026年7月21日から9月26日にかけて1,553地域(市区町村424・駅周辺1,129、47都道府県)を1地域ずつ調べ、地域の行事や産業についての記述を4,653件記録しました。どの記述にも出典URLと確認日を付けており、出典URLと確認日が欠けている記述は0件です。この記事では、その記述に出てくる「例年8月」「毎年10月」といった開催時期を全件数え、催しが集まる月と地方ごとの違いを表にしました。
先に結論
- 最も多いのは8月:催しの時期を書いたものは630件で、多い順に8月(137件)、7月(93件)、10月(85件)でした。季節で分けると夏(6〜8月)が253件(40.2%)、秋(9〜11月)が181件(28.7%)です。
- 北海道・東北は夏に集中:北海道・東北は102件のうち夏が54件(52.9%)と半分を超えます。一方、近畿・中国・四国・九州・沖縄では秋の件数が夏を上回りました。ただし近畿と九州・沖縄の差はどちらも1件です。
- 日付が毎年同じとは限らない:日付が決まっているものは168件(26.7%)。「第4土曜日をはさむ3日間」のように曜日・祝日の並びで決まるものが120件(19.0%)あり、こちらは年ごとに日付が動きます。月か旬しか書かれていないものは342件(54.3%)でした。
数え方
4,653件の記述から「例年N月」「毎年N月」と書かれた箇所を取り出すと、682件の記述の中に707件ありました。この707件を1件ずつ読み、催しの時期を書いたものとそれ以外に分けています。
- 数えたもの:祭り・市・花火大会・マラソン大会・例大祭・法要・学園祭など、主催者が日程を組む催しです。催しの時期を書いたものは630件でした。
- 除いたもの:花の見頃・収穫期・漁期などの季節の記述50件、2か月以上にわたる期間型10件(例:3月中旬〜12月の毎週日曜に開かれる朝市)、募集や発表の時期など9件、同じ記述の中で同じ月が重なった8件です。
- 数える単位:地域ページごとの記述です。同じ催しが隣り合う市と駅のページに出てくる場合は、それぞれ1件と数えています。「」『』で囲まれた名称と月が同じものを1件にまとめると10件が重なっていましたが、まとめても月の並び順は12か月とも変わりません。
- 季節の区分:気象庁の予報用語に合わせ、春を3〜5月、夏を6〜8月、秋を9〜11月、冬を12〜2月としました。
- 地方の区分:三重県を近畿、新潟県を中部に含める8地方を、エリアページと同じ6つにまとめています。
- 受注の件数ではありません:数えたのは自治体・観光協会・主催者などの公開情報に書かれた催しの時期です。preTTy の注文件数や地域別の受注実績とは関係ありません。
分類の基準と707件それぞれの判定結果は記録してあり、調査データを更新したときは同じ手順で数え直します。
月別:8月が最多、10月にもう一つの山
| 開催月 | 催しの記述 | 割合 |
|---|---|---|
| 1月 | 27件 | 4.3% |
| 2月 | 48件 | 7.6% |
| 3月 | 18件 | 2.9% |
| 4月 | 42件 | 6.7% |
| 5月 | 54件 | 8.6% |
| 6月 | 23件 | 3.7% |
| 7月 | 93件 | 14.8% |
| 8月 | 137件 | 21.7% |
| 9月 | 39件 | 6.2% |
| 10月 | 85件 | 13.5% |
| 11月 | 57件 | 9.0% |
| 12月 | 7件 | 1.1% |
| 合計 | 630件 | 100% |
7月・8月の2か月で230件(36.5%)と、全体の3分の1を超えます。夏祭り、花火大会、七夕まつり、盆踊りがこの2か月に集まります。
次の山は10月(85件)と11月(57件)で、秋祭りや神社の例大祭、大学の学園祭が並びます。2月も48件あり、雪まつりや、八戸市で例年2月17日から20日にかけて開かれる八戸えんぶり(VISITはちのへ)のような冬の行事が入ります。いちばん少ないのは12月(7件)でした。
地方別:北海道・東北は夏に集中し、西日本は秋も夏と同じくらい多い
調査した地域の数は地方ごとに違うため、件数ではなく、それぞれの地方の中での割合で比べてください。
| 地方 | 調査した地域 | 催しの記述 | 冬(12〜2月) | 春(3〜5月) | 夏(6〜8月) | 秋(9〜11月) | 最も多い月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道・東北 | 223 | 102件 | 18件(17.6%) | 9件(8.8%) | 54件(52.9%) | 21件(20.6%) | 8月(28件) |
| 関東 | 412 | 165件 | 21件(12.7%) | 25件(15.2%) | 68件(41.2%) | 51件(30.9%) | 8月(36件) |
| 中部 | 292 | 140件 | 11件(7.9%) | 33件(23.6%) | 63件(45.0%) | 33件(23.6%) | 8月(37件) |
| 近畿 | 291 | 99件 | 19件(19.2%) | 21件(21.2%) | 29件(29.3%) | 30件(30.3%) | 8月・10月(17件) |
| 中国・四国 | 147 | 49件 | 7件(14.3%) | 12件(24.5%) | 12件(24.5%) | 18件(36.7%) | 10月(10件) |
| 九州・沖縄 | 188 | 75件 | 6件(8.0%) | 14件(18.7%) | 27件(36.0%) | 28件(37.3%) | 7月(17件) |
- 北海道・東北:102件のうち夏が54件(52.9%)。最も多い8月は28件で、前夜祭の8月1日に続いて8月2日から7日まで運行する青森ねぶた祭(青森市・青森ねぶた祭オフィシャルサイト)のような夏祭りが集まります。冬(12〜2月)も18件(17.6%)あります。
- 関東・中部:夏が4割台(関東41.2%・中部45.0%)で、どちらも8月が最多(関東36件・中部37件)です。秋は関東が30.9%、中部が23.6%でした。
- 近畿:秋30件・夏29件とほぼ同数です。冬(12〜2月)の割合が19.2%と6地方で最も高く、寺社の年頭行事や法要、厄除大祭、マラソン大会などが入っています。
- 中国・四国:49件のうち秋が18件(36.7%)で、夏の12件を上回ります。新居浜市の新居浜太鼓祭りは例年10月中旬で、2025年は10月15日から18日でした(新居浜市公式)。
- 九州・沖縄:秋28件・夏27件。月で見ると7月(17件)が最多ですが、福岡市東区の筥崎宮で9月12日から18日まで7日7夜続く放生会(筥崎宮公式)などを合わせると、秋が夏をわずかに上回ります。
中国・四国(49件)と九州・沖縄(75件)は件数が少なく、1〜2件の違いで順位が入れ替わります。近畿と九州・沖縄については「秋が多い」よりも「夏と秋が同じくらい」と読むほうが実態に近いと考えています。
日付の決まり方:約5件に1件は毎年日付が動く
| 日付の決まり方 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 日付が決まっている(例: 8月1日〜7日、11月3日) | 168件 | 26.7% |
| 曜日・祝日の並びで決まる(例: 第1土曜、最終日曜、7月25日に近い日曜) | 120件 | 19.0% |
| 上旬・中旬・下旬・頃まで | 166件 | 26.3% |
| 月だけ(例: 例年8月) | 176件 | 27.9% |
曜日・祝日の並びで決まるものが120件(19.0%)ありました。たとえば北九州市戸畑区の戸畑祇園大山笠行事は「7月第4土曜日をはさむ3日間」です(北九州市戸畑区公式)。7月の第4土曜日は2026年が7月25日、2027年が7月24日なので、前年の日付をそのまま使うと1日ずれます。
日付が決まっているものは168件(26.7%)。八戸えんぶり(例年2月17日〜20日)や放生会(9月12日〜18日)のように来年の日付が今からわかるため、準備を始める日も早めに決められます。
残る342件(54.3%)は「例年8月上旬」「例年10月」のように、月か旬までしか書かれていません。日付は主催者の発表を待って確かめる必要があります。
「例年」どおりに開かれない年もある
調査の途中でも、例年の時期に開かれない例が見つかりました。
- 兵庫県相生市の「相生かきまつり」は、毎年2月に開かれ例年およそ2万人が訪れる催しですが、カキの生育不良で十分な量を確保できないとして、2026年2月の開催は中止と発表されました(サンテレビニュース 2025年11月27日)。
- 埼玉県八潮市の「やしお市民まつり」は、令和7年度(第31回)が中止となりました。八潮市は令和8年10月25日の開催を「2年ぶり」と告知しています(八潮市公式)。
そろいのTシャツを発注する前に、その年の開催が発表されているかを主催者の公式情報で確かめてください。
そろいのTシャツを用意する時期に置き換える
preTTy の製作期間は、注文確定から標準5〜7営業日、特急仕上げ(+500円/枚)で3〜4営業日です(注文は10枚から)。これに、デザインを決めて人数とサイズを集める期間と、届くまでの配送日数が加わります。催しの日付の決まり方によって、逆算の始め方が変わります。
- 日付が決まっている催し:催しの日から逆算して、発注日を今のうちに決められます。
- 曜日・祝日で決まる催し:その年のカレンダーで日付を確かめてから逆算します。前年の日付を使わないようにします。
- 月か旬しかわからない催し:主催者の発表を待ってから動くと準備期間が短くなります。デザインとサイズ集めを先に進め、日付が出たら発注する段取りにしておくと間に合わせやすくなります。
用途ごとの逆算日数はオリジナルTは何日前までに頼む? — 用途別の逆算日数にまとめています。枚数やプリント位置を決めたら、自動見積もりで送料込みの総額を確かめられます。
ここで例に挙げた地域の記述は、それぞれのエリアページにも出典と確認日つきで載せています。
このデータで言えないこと
- 全国のすべての催しを数えたものではありません。調査したのはエリアページを作った1,553地域で、記述は1地域あたり平均3.0件です。
- 「例年秋に」「毎年夏」のように月を書かない言い方(125件)は、月別の表に入れていません。
- 各記述は確認日(2026年7月21日〜9月26日)時点の情報です。日程や会場は変わることがあります。
- 地方ごとの件数には、調査した地域の数の差がそのまま表れます。地方どうしは割合で比べてください。