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メッセージ・スローガンTシャツの設計

メッセージやスローガンを主役にしたTシャツデザインの作り方を解説。言葉の選び方、ジャンル別に合わせやすい書体(preTTyで指定できるフォント一覧から)、英語と日本語の使い分け、他社のスローガンを避けるための商標の確かめ方まで紹介します。

執筆・監修: preTTy 編集部(オリジナルウェア制作 1994年〜・累計30万着以上の製作実績/板橋区の自社工房でシルクスクリーン・DTF・刺繍・カッティングに対応)

言葉の力で着る人を鼓舞する

メッセージやスローガンだけで構成されたTシャツは、着る人の気持ちや、チームが目指すものをそのまま表せます。シンプルだからこそ、言葉選びと、書体・刷り方の選び方で仕上がりが決まります。この記事では、言葉の選び方に加えて、preTTyで指定できる書体の選び方と、他社のスローガンを避けるための確かめ方をまとめます。

メッセージの選び方

短い言葉ほど大きく刷れるので、離れた場所や写真の中でも読めます。たとえば胸のワンポイント(縦横10cm以内)に横書き1行で10文字を並べると、1文字の幅は1cmほどしか取れません。文字数と文字の大きさの関係はフォント選びガイドに表でまとめています。

  • 着る人が共感できる
  • 短く力強い(10文字以内)
  • ポジティブな意味を持つ
  • 普遍的で流行に左右されない

ジャンル別の書体 — フォント名を伝えれば指定できる

preTTyの使用可能フォント一覧には、商用利用できる和文・欧文のフォントがカテゴリ別に載っていて、文字デザインを指定するときはフォント名を伝えれば対応できます。スローガンのジャンルごとに、一覧のどのカテゴリから選ぶと合わせやすいかを整理しました。書体名はすべて一覧に載っているものです。

スローガンのジャンル一覧のカテゴリ一覧にある書体の例刷るときの注意
絆・仲間系(クラス目標・チーム名)和文ゴシックモリサワ 新ゴ/A-OTF 太ゴB101/筑紫ゴシック一覧の「フォント選びのコツ」でも、クラスTは太めのゴシック体が読みやすいとしている
努力・挑戦系の英語(Never Stop など)欧文サンセリフHelvetica/Futura/Impact大粒ラメで刷るなら太いウェイトを選ぶ。粒が大きく、細い文字や線は潰れる
応援・祭り・和の一言(縦書き)和文筆文字・毛筆モリサワ 勘亭流/昭和太行書/HG行書体行書体は刺繍に向かない。刺繍にするなら太いゴシックに切り替える
会社のバリュー・理念和文明朝/欧文セリフモリサワ リュウミン/Garamond/Trajan Pro横線の細い書体。金銀ラメは細い線が潰れやすい。刺繍にするなら、線が1mm以下にならない大きさにする(入稿ガイドの刺繍の注意)
自己表現・おしゃれ系(Be Yourself など)筆記体(スクリプト)Mistral/Edwardian Script/Zapfino線の細い書体が多い。ワンポイントに縮めるより、前面・背面の大きい区分で使う

一覧に無い書体を使いたい場合も、近いイメージの書体をデザイナーが提案すると案内されています。自分で作ったデータを入稿する場合は、フォントをアウトライン化しておかないと、環境によって文字化けします(入稿ガイド)。

英語と日本語の使い分け

  • 英語の強み: スタイリッシュ、海外でも通用
  • 日本語の強み: 意味が直接伝わる、親しみやすい
  • 併用: 英語で主張+日本語で補足
  • 選び方: 着用シーンで決める

英文は、綴りや語順の誤りがそのまま刷り上がります。入稿前に、辞書や複数の人の目で綴りを確かめておきましょう。日本語は縦書きにすると和の雰囲気が出ますが、背面のA4以内(210×297mm)に縦1行で置くと、1文字の高さは文字数が増えるほど小さくなります。29.7cmを文字数で割ると、7文字で1文字約4.2cm、10文字で約3cmです(上下の余白を取らない場合の上限)。

大きさと色 — プリント位置の区分とボディの色で決まること

文字をどこまで大きくできるかは、自動見積もりのプリント位置で決まります。いちばん大きい区分は前面・背面の「A4以内(210×297mm)」で、胸のワンポイントは「縦横10cm以内」です。5.6oz スタンダードTシャツ(00085-CVT)を20枚・普通色1色で作ると、胸ワンポイントは1枚1,553円、背面A4以内は1,853円で、差は1枚300円です(2026年9月26日に自動見積もりで算出。税込・送料別)。文字数の多いスローガンを胸に詰めて小さくするより、300円の差で背面に大きく刷るほうが、離れた場所からも読めます。

色は、ボディの色と方式の組み合わせで選びます。プリント方式の比較では、普通色は淡色・濃色どちらのボディにも刷れ、金銀ラメと大粒ラメは黒やネイビーなど濃色のボディで映えるとしています。写真やグラデーションを刷るフルカラーは白・淡色向けで、濃色のボディでは色がくすむため、濃色のボディに多色の文字を載せるならDTF(濃色・+1,100円/か所)です。

作れないメッセージと、商標の確かめ方

preTTyの作り方ガイドの注意事項では、特定の個人や団体を攻撃する誹謗中傷・差別表現と、暴力的・性的な表現など公序良俗に反するものは製作できないとしています。冗談のつもりの言葉でも、特定の人や団体を攻撃する内容と読める場合は、文言を見直してください。

有名ブランドのキャッチコピーやロゴは、商標として登録されていることがあります。preTTyでは、著作権・肖像権・商標権などに抵触するデザインはお断りしており、企業のロゴは権利者の書面の許可が無い限りプリントできません。「○○風」に言い換えたパロディも、権利者次第で認められない場合があります(著作権ガイドライン)。スローガンは自分たちの言葉で作るのがいちばん確実です。

思いついた言葉がすでに商標として登録されていないかは、工業所有権情報・研修館(INPIT)が運営する特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」で、無料で検索して確かめられます(INPIT の J-PlatPat 案内ページ・2026年9月26日確認)。デザインが権利に触れないか心配なときは、LINEから画像を送っていただければ、スタッフが確認してご案内します。

自分で作る時の進め方

  1. 着用シーン・対象者を明確化
  2. キーワードを10個書き出す
  3. 2〜3語にまで絞る
  4. 候補の言葉を J-PlatPat で検索し、商標として登録されていないか確かめる
  5. フォント・配置の案出し(使用可能フォント一覧から書体名を選ぶ)
  6. 信頼できる人にフィードバックをもらう

データを自分で作らなくても、手順5で選んだ書体名と文言を伝えれば文字デザインを指定できます(使用可能フォント一覧)。手順6では、デザインを原寸(100%)で紙に印刷し、離れた場所から読めるかを確かめると、画面では気づきにくい文字の小ささが分かります。

プリント方法

自動見積もりで選べる方式のうち、文字だけのスローガンでよく使うのは次の4つです。追加料金は1か所あたりです。

  • 普通色: 1色の文字がくっきり出る。淡色・濃色どちらのボディにも刷れる。追加料金なし
  • 金銀ラメ(小粒): 文字を金・銀で光らせる。+220円
  • 大粒ラメ: ステージで目立つ強い輝き。太めの書体向き。+330円
  • 刺繍ワンポイント: 胸に短い言葉を糸で。1mm以下の細い線は潰れる可能性がある。+780円

縁取りや影をつけた文字を刷る方式と、胸・背面それぞれの実額はフォント選びガイドにまとめています。

お見積もり・ご相談

スローガンTシャツの多くは文字だけの1色デザインに落とし込めるため、追加料金のない普通色プリントで10枚1,422円/枚・30枚なら1,317円/枚(税込・送料別)に収まります。言葉が決まって枚数で迷っている段階ならスローガン1色プリントの枚数別単価を見るのが早道です。納期はデザイン確定・決済完了から標準5〜7営業日で発送なので、体育祭や決起集会の2週間前までに文言とフォントを確定できるスケジュールが安全圏。書体選びはLINEで無料相談で入稿前に相談できます。

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