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  5. 市民マラソン・ロードレースのボランティアT制作 — 役割識別…
行事・イベント公開: 2026-05-24

市民マラソン・ロードレースのボランティアT制作 — 役割識別・サイズ展開・大量小口の発注実務

結論: 市民マラソンのボランティアTは「全員お揃い」では運営が回らず、給水・沿道・救護・誘導など役割別に色分けする設計が前提です。100〜500人規模の参加者へのサイズ展開、大会後の保管と翌年再利用、複数色のロット最適化など、一般イベントTとは違う発注実務に焦点を当てます。春開催・秋開催別の素材選びも整理しました。

監修: preTTy 制作チーム(オリジナルウェア制作 1994年〜・累計30万着以上の製作実績/板橋区の自社工房でシルクスクリーン・DTF・刺繍・カッティングに対応)

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この記事は誰向け? — 大会運営事務局・ボランティアコーディネーター向け

市民マラソンや地域のロードレースの運営側にいる方は、ボランティア用Tシャツの発注で普通のイベントTシャツとは違う3つの実務課題に直面します。本記事は大会運営事務局、ボランティアコーディネーター、後援団体の窓口担当者を想定しています。「過去の発注書をそのまま流用すれば済む」と考えがちですが、ボランティアの規模拡大や役割細分化が進むほど、当日の混乱につながりやすい領域でもあります。

該当する方の例: 数百人〜1,000人規模のボランティアを動かす市民マラソンの運営事務局、地域のチャリティーラン・ファンランの実行委員、企業協賛の社会貢献ランニングイベントの担当部署、自治体が主催する市民健康マラソンの事務局など。

マラソンTが一般イベントTと違う3つの構造的課題

1. 役割別の色分け要件 — 「全員お揃い」では運営が回らない

マラソンのボランティアは同時刻に異なる地点で違う役割を遂行します。給水所のボランティア、沿道の応援誘導員、救護スタッフ、ゴールゲート受付、計測スタッフ、物販ブース運営など、役割が10種類前後に分かれるのが普通です。全員が同じ色のTシャツを着ると、参加者・観客・他の運営スタッフから役割を判別できず、現場でトラブル発生時の対応が遅れます。

そこで実務的には、役割ごとに4〜6色程度を使い分け、各色を100〜200枚単位で発注するスタイルが定着しています。同じデザインで色違い発注ができるか、色違いでも合計枚数が割引対象になるかは、見積もり段階で必ず確認すべきポイントです。

2. サイズ展開 — 不特定多数のボランティアへ配布する難しさ

ボランティアは大会ごとに公募で集まる方が多く、事前に身長・サイズを集計できないのが市民マラソン特有の課題です。「当日受付で渡す」運用なので、SS〜3XLまでバランス良く準備する必要があります。

過去大会の実績データがあれば、サイズ別の必要枚数を予測できます。ない場合は、一般的な日本人成人の体格分布をベースに S:M:L:XL:XXL = 1:2:3:2:1 程度の配分が無難な出発点です。女性比率が高い大会・スポーツ系ボランティアが集まる大会では分布が変わるため、過去2年の余剰サイズを記録しておくと翌年に活きます。

3. 大会終了後の保管・再利用 — 「年号なし」設計の価値

市民マラソンは毎年同じ時期に開催されるシリーズイベントが多く、1回限りの使い切りで廃棄するのは予算的にも環境的にも非効率です。翌年も使い回せるよう「年号なし・大会回数なし」のデザインにしておくと、3〜5年は同じTシャツで運用できます。

ただし、ロゴデザインや色味は数年に一度リフレッシュしないと「マンネリ感」が出るため、3年ごとに発注し直すサイクルを採用する大会も多いようです。

役割タグ別のT設計表

過去の市民マラソン運営で一般的に分けられる役割と、それぞれに推奨される色・印刷仕様の例です。大会の規模・地域慣習で調整してください。

役割推奨色背面印刷必要枚数の目安
給水所スタッフ青系(水のイメージ)「給水」or「AID」給水所あたり10〜15枚
沿道誘導・コース員蛍光黄・蛍光オレンジ「コース」or「STAFF」距離1kmあたり3〜5枚
救護スタッフ白+赤クロス「救護」+ 医療マーク救護所あたり5〜8枚
ゴール受付・記録黒・濃紺「受付」or「FINISH」20〜40枚
計測・物販・荷物預かり緑系役割名各ブース10〜20枚
本部・運営事務局赤系(権限の見える化)「本部」or「OFFICE」10〜20枚

※蛍光色は屋外視認性が高いですが、シルクスクリーン印刷の発色が落ちやすい色でもあります。蛍光素材にしたい場合はインクの選定とテストプリントが必要です。

大量・小口・サイズ展開を両立させる発注実務

役割が6種類で、各役割ごとに5サイズ展開だと、組み合わせで30種類になります。これを一括発注すると、サイズ別少数枚(例: 救護XS 2枚)が単価高騰の原因になります。実務的には以下の最適化が有効です。

  • 色を減らして役割識別はビブスやアームバンドで補う: Tシャツは2色に絞り、役割の細分化は脱着可能なビブスで対応すれば、1色あたりの発注ロットが増えコスト効率が上がる
  • サイズ最小ロットを揃える: 「XSとXXLは各サイズ最低5枚から」と社内ルール化し、極端な少数発注を避ける
  • 翌年用の予備として10〜20%多めに発注: 当日不足が一番怖いリスク。多少の余りは翌年補充分にできる

春開催・秋開催の素材選び

春開催(2月〜4月)の市民マラソン

  • 気温: 早朝5〜10℃、日中10〜18℃の幅。重ね着前提
  • 推奨素材: 5.6oz綿のTシャツに加えて、ロングTやウィンドブレーカーと重ねる前提で、Tシャツ単体は中厚手で十分
  • 失敗例: ドライメッシュ単体だと早朝が寒く、ボランティアの体調不良につながる

秋開催(10月〜12月)の市民マラソン

  • 気温: 早朝8〜13℃、日中13〜20℃。長時間立ち番のボランティアは要注意
  • 推奨素材: 5.6oz綿が定番。ロンT切替の運用がある大会も

夏開催(7月〜9月)の暑熱対策レース

  • 気温: 早朝でも20℃超。日中30℃超もありえる
  • 推奨素材: ドライメッシュ 4.0oz、UVカット加工、首回りに通気の良い形状
  • 救護スタッフ用: 通常より厚めの素材+汗対策インナー必須

表記・印刷で気をつけるポリシー

  • 協賛企業ロゴの掲載順序: メインスポンサーが胸元、副スポンサーが袖、特別協賛が背面下、といった階層を発注前に確定させる
  • 年号は入れない: 翌年再利用のため、大会名のみで年号は省く(記念グッズ販売用は別途)
  • 権利関係のチェック: 大会の正式ロゴマーク・トロフィーのモチーフは権利保有者の使用許諾が必要。preTTyでは権利関係の確認が取れた素材でのみ制作します

注文タイミング逆算

役割ごとの色違い発注は、サイズ集計と色決定で時間がかかる傾向があります。一般的な逆算スケジュールは以下のとおりです。

  • 大会の8〜10週間前: ボランティア募集開始と並行して、役割ごとの色とロゴを決定
  • 大会の6週間前: ボランティア応募の中間集計でサイズ分布の見当をつける
  • 大会の4週間前: 発注確定。シルクスクリーンの版作成と印刷で2週間、配送と検品で1週間を確保
  • 大会の1週間前: 受け取り完了。当日配布用に役割別に仕分け

シルクスクリーン印刷とDTFプリントどちらが向くかは枚数規模次第です。300枚以上の大規模発注は版を作るシルクスクリーンが圧倒的に有利ですが、30〜100枚規模ならDTFも視野に入ります。詳細はDTFとシルクスクリーンどっち?30枚がコスト切替ラインをご覧ください。

よくある質問

Q. 役割が10種類以上ある場合、色も10色用意するべきですか?

A. 推奨しません。色が増えるほど発注ロットあたりの単価が上がる上、当日に「青と緑の中間色」のような判別困難な事例が起きます。Tシャツは4〜6色に抑え、それ以上の細分化はアームバンド・ビブス・首掛けプレートなど着脱可能なアイテムで対応するのが現実的です。

Q. 雨天決行の大会で、Tシャツが濡れて使い物にならなくなる心配は?

A. 速乾性のあるドライ生地を選べば、雨に濡れても数十分で乾く設計です。ただし長時間の冷たい雨では低体温症リスクがあるため、Tシャツの上から防水ジャケットを羽織る運用を併用してください。Tシャツ単体で雨天対応を完結させようとしないことが重要です。

Q. ボランティアに支給したTシャツは、大会後に回収すべきですか?

A. 大会方針次第ですが、「支給して持ち帰り」「貸与して回収」「2年に1度のみ支給」など複数のスタイルがあります。回収運用は紛失・洗濯品質のばらつきが課題で、運用コストが意外に大きいため、支給型を採用する大会が増えている印象です。

Q. 過去大会の余剰サイズを翌年使い回す場合の保管方法は?

A. 直射日光と湿気を避け、密閉できる収納袋に防虫剤と一緒に保管してください。Tシャツの素材は5年程度なら品質を保ちますが、デザインの色味が時代遅れになるリスクの方が早く来ることが多いです。

オリジナルTシャツのお見積もり・ご相談

preTTy(プリティ)は1枚から大量注文まで対応する、激安価格と最短納期のオリジナルTシャツ制作サービスです。色違い・サイズ展開・分納配送など市民マラソン特有の発注ニーズに対応した自動見積もりから数秒で確認できます。複数色・大量発注の割引はまとめ買い割引を、運営事務局からの実務相談はLINEで無料相談からどうぞ。

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