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手書きイラストをTシャツに印刷する方法

手書きイラストをTシャツにする手順を解説。紙の大きさと刷る大きさから逆算するスキャン解像度の計算表、線画を1色で刷るか色を残すかで変わる25枚の実額、写真を送るだけでデータ化を頼む場合の日数まで、ステップ別にまとめました。

執筆・監修: preTTy 編集部(オリジナルウェア制作 1994年〜・累計30万着以上の製作実績/板橋区の自社工房でシルクスクリーン・DTF・刺繍・カッティングに対応)

手書きの味をそのままTシャツに

子どもが描いたイラスト、絵が得意な友人のラフスケッチ、自分で描いたデザインなど、手書きの温かみをTシャツに残す方法を解説します。デジタル感のないオリジナル感が最大の魅力です。

自分でデータにする前に — 手書きの写真のままでも注文できる

このあとの Step 1〜3 は、自分でデータを整える場合の手順です。preTTy では手書きの原稿をスマホで撮って送るだけでも注文でき、手書きデザインからの入稿のページにあるとおり、専属デザイナーが2〜3営業日で無料でデータ化し、仕上がりイメージの修正も2回まで無料です。この場合は、データ化の2〜3営業日と、デザイン確定後の製作(標準5〜7営業日)を別々に見込んで、使う日から逆算してください。清書を頼むと線が整えられるので、子どもの絵のように線の揺れやはみ出しを残したいときは「線はこのままで」と一言添えるのが確実です。

Step 1: データ化の方法

  • スキャナ: 最もきれい(300dpi以上)
  • スマホアプリ(Adobe Scan等): 手軽で歪み補正も自動
  • スマホカメラ: 光の当て方に注意
  • 写真撮影: 白い紙に描いて明るい屋外で

スキャナで読み取るときの解像度は、紙の大きさと刷る大きさの比で決まります。preTTy の入稿データガイドは、PNG・JPGを刷る実寸で300dpi以上にするよう推奨しているので、必要な読み取り解像度は「300dpi × 拡大率」です。紙いっぱいに描いた絵を、刷る枠いっぱいまで拡大・縮小した場合の計算値を並べました。

絵を描いた紙刷る大きさ拡大・縮小率(刷り上がり)必要な読み取り解像度
はがき(100×148mm)胸ワンポイント(縦横10cm以内)約0.68倍(68×100mm)203dpi以上
はがき(100×148mm)A4以内(210×297mm)約2.0倍(201×297mm)603dpi以上
B5(182×257mm)A4以内約1.15倍(210×297mm)347dpi以上
A4(210×297mm)A4以内等倍300dpi以上
A4(210×297mm)胸ワンポイント約0.34倍(71×100mm)102dpi以上

小さな紙に描いた絵を大きく刷るときほど、高い解像度で読み取る必要があります。はがきの絵を前面いっぱいに刷るなら、約600dpi以上の設定で読み取ってください。スマホで撮る場合は、写真全体ではなく絵の部分の画素数で考えます。A4以内いっぱいに刷るなら、絵の部分だけで2,480×3,508ピクセルあれば300dpiになります。

Step 2: データの前処理

  • 明るさ・コントラストを調整
  • 紙の色(黄ばみ)を白く飛ばす
  • 不要な汚れを消す
  • 線をはっきりさせる(レベル補正)

Step 3: 線を抽出する

スマホアプリや画像編集ソフトで、線画だけを抽出できます。

  • Photoshop: 色調補正で二値化
  • Illustrator: 画像トレースでベクター化
  • スマホアプリ: 「ibisPaint」の線画抽出機能

Step 4: プリント方法を選ぶ

  • 普通色(単色): 鉛筆やペンの線画を1色で刷る。線やベタ塗りがくっきり出る
  • フルカラー: クレヨン・色鉛筆・水彩の色や濃淡を残す(白・淡色のボディ向け)
  • DTF(濃色): 色を残したまま、黒や紺などの濃色ボディに刷る

いずれも preTTy の自動見積もりで選べる方式の名前です。普通色は写真やグラデーションの再現が難しく、微妙な階調表現は苦手な方式で、フルカラーは濃色の生地だと色がくすむため濃色にはDTF(濃色)を使います(印刷方法の比較)。

線画1色か、色を残すか — 25枚で比べた実額

子どもの絵をクラスや家族でお揃いにする場面を想定して、5.6oz スタンダードTシャツ(00085-CVT)を25枚作ったときの自動見積もりの実額を並べました(1枚あたり・税込・送料別。2026年9月26日算出)。

刷り方胸ワンポイント(縦横10cm以内)前面A4以内
線だけを1色で(普通色)1,553円1,853円
色を残す・白や淡色のボディ(フルカラー)1,883円2,183円
色を残す・黒や紺のボディ(DTF濃色)2,653円2,953円

25枚は120サイズの箱1つに収まり、東京都あての送料は1,120円です。線画を1色にするか色を残すかで1枚330円、25枚では8,250円の差になり、濃色のボディで色を残すとそこからさらに1枚770円上がります。胸ワンポイントを前面A4に広げると、どの刷り方でも1枚300円上がります。鉛筆の濃淡やクレヨンのかすれまで残したいならフルカラー、線を黒1色にまとめてよいなら普通色と、絵のどこを残したいかで選んでください。普通色で刷る場合は、Step 3 の二値化で線を「ある・ない」の2つに分けておくと、薄い線が消える失敗を防げます。

Step 5: 入稿する

  • ファイル形式: PNG・JPGは刷る実寸で300dpi以上。背景を抜くなら透過PNG(入稿データガイドで対応)
  • サイズ: 実寸より大きめに作成(縮小は OK、拡大は劣化)
  • 色の指定: 「黒1色」「描いた色のまま」のどちらかを必ず書く(上の表のとおり方式と金額が変わる)
  • 自分で整えられないとき: 撮った写真のままLINEで送り、データ化を頼む

子どもの絵をTシャツにする場合

子どもが描いた絵は宝物です。プリントする際のコツは以下のとおりです。

  • 絵を汚す前にスキャン
  • オリジナルはファイリングして保管
  • キッズサイズに刷るなら、先に絵の大きさを確かめる
  • 線の太さを揃えると印刷で読みやすい

大きさは身幅と比べると判断しやすくなります。00085-CVTのサイズ表では、キッズ100の身幅は31cm、140は40cm、大人のMは52cmです。A4以内いっぱい(横21cm)の絵は、100サイズだと身幅の約3分の2を占めます。商品ページにも「サイズによって最大プリント範囲が変わります」とあるので、家族で大人とキッズを揃えるときは、キッズ用に絵を縮めるのか、同じ大きさで刷るのかを注文時に伝えてください。

手書きの特徴を活かすデザイン

  • 線のにじみや強弱を残す
  • 鉛筆の擦れや消しゴム痕もあえて残す
  • 複数の絵を組み合わせてコラージュ
  • メッセージや名前も手書きで統一

よくある失敗

  • 薄い鉛筆の線がプリントで消える → 濃くなぞり直す
  • 紙の黄ばみが背景として残る → 白飛ばし処理
  • 写真撮影で歪む → スキャナまたはAdobe Scan使用
  • 解像度不足で粗くなる → 最初から大きめに描く

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