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よくある質問公開: 2026-06-09

AIで作ったデザイン、オリジナルTシャツに使っていい? — 生成AI画像“固有”の著作権・商用利用の事実

AIで画像は作れたけれど「商用で使っていい?知らずに既存キャラに似ていたら?使ったAIサービスの規約的にOK?」で止まっている方へ。一般的な著作権ではなく“生成AI画像に固有”の3つの事実(AI単独生成物に原則著作権が生じない/学習データ起因の依拠性で意図せず似るリスク/各サービス規約の所有権・商用条件)を、2026年時点の公的見解と各社規約に基づいて整理します。

監修: preTTy 制作チーム(オリジナルウェア制作 1994年〜・累計30万着以上の製作実績/板橋区の自社工房でシルクスクリーン・DTF・刺繍・カッティングに対応)

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AIで画像を作ったものの、「これ、オリジナルTシャツにして商用で使っていいのか」で手が止まっている方へ。結論を先に言うと、AIで作った画像には、いわゆる一般的な著作権(既存キャラやロゴを無断で使わない、といった話)とは別に、生成AI画像“固有”の論点が3つあります。(1)AIが生成しただけのものには原則として著作権が生じないこと、(2)自分では知らなくても学習データ起因で既存作品に似てしまい侵害が成立しうること(依拠性)、(3)使ったサービスごとに所有権や商用利用の条件が違うこと——この3点です。

既存キャラ・ロゴ・パロディなど“一般的な”著作権の判断は Tシャツ 著作権どこまでOK に整理してあります。この記事はそれと重ならないよう、「AIで作ったから生じる固有の不安」だけを、2026年時点の公的見解と各社規約に基づいて扱います。なお、本記事は法的助言ではなく、最終的な権利の可否は各サービスの規約と個別事情で変わります(末尾の免責もご確認ください)。

論点1:AIが「生成しただけ」のものには、原則として著作権が生じない

まず押さえたいのがAI生成物は誰のものかです。日本の著作権法が保護するのは「人間の思想・感情を創作的に表現したもの」なので、AIが自動的に出力しただけの画像には原則として著作権が発生しない、というのが基本的な考え方です。

文化庁「AIと著作権に関する考え方について」(2024年3月)は、著作物性を判断する要素として人間の創作的寄与を挙げています。具体的には、次のような関わり方が判断材料になるとされています。

  • プロンプト(指示文)の分量・内容がどれだけ具体的か
  • 生成物を確認し、指示を修正しながら試行を繰り返したか
  • 複数の生成結果から選択する行為があったか
  • 出力後に人間が加筆・修正を加えたか

海外も方向性は近く、米国著作権局「Copyright and AI」報告書 Part 2(2025年1月)は、AIが全面的に生成した作品は著作権保護の対象外であり、プロンプトを入力しただけでは著作者性を主張できないとしています。Thaler v. Perlmutter(2025年3月)でも、AIそのものは著作権法上の著作者になれないと判断されました。

つまり、ボタンを押して一発で出た画像をそのまま使う場合、「自分の著作物として独占できるとは限らない」という前提で考えるのが安全です。逆に、プロンプトを練り、選び、自分の手で直す——という人間の関与が増えるほど、著作物性が認められる可能性は高まる方向にある、と整理できます。

論点2:知らなくても「既存作品に似てしまう」リスク(依拠性)

2つ目が、生成AI画像でいちばん見落とされやすい論点です。一般的な著作権侵害は「他人の作品を見て真似した」ときに問題になりますが、AIの場合は自分にコピーした意識がなくても侵害が成立しうるという特殊な事情があります。

著作権侵害の成立には「依拠性」(その作品に依拠して作ったか)が関わります。AIの学習データに既存の著作物が含まれていた場合、利用者が元の作品を知らなくても、客観的にはアクセスがあったとして依拠性が推認されうる、と指摘されています。結果として、出てきた画像がたまたま既存のキャラや作品に似てしまうと、意図せず侵害に当たる可能性が出てきます。

この「学習データ起因で意図せず似る」という点こそが、手描きや手作業にはない生成AI固有の注意点です。一般的な「既存キャラを使わない」という判断だけでは防ぎきれないため、Tシャツ 著作権どこまでOK の判断フローとあわせて意識してください。似てしまうリスクを下げる心がけを挙げます。

  • プロンプトに固有名詞(作家名・作品名・キャラクター名)を入れない。固有名詞を入れるほど、特定作品への類似性が高まりやすいとされます
  • 出力された画像が既存の何かに似ていないか、自分の目で確認する。「どこかで見た気がする」は見過ごさない
  • 気になる場合は、画像検索などで似た既存作品がないかを照合する

これらはリスクを下げる工夫であって、似ていないことを保証するものではありません。判断に迷う画像は、無理に使わない選択も含めて検討してください。

論点3:使ったサービスごとに「所有権・商用条件」が違う

3つ目は、どのAIサービスで作ったかで生成物の扱いが変わる話です。主要サービスの多くは「生成物の所有権・利用権は利用者に帰属する」と規約上定めますが、商用利用の条件はサービスやプランごとにバラバラです。2026年時点で公表されている代表的な傾向は次のとおりです(規約は改定頻度が高いため必ず最新版をご確認ください)。

サービス生成物の所有権/利用権商用利用の条件(傾向)
Midjourney利用者に帰属(規約上)有料プラン契約者が前提。会社・法人の年商が100万USD超の場合はPro/Megaプランが必要とされる
OpenAI(DALL-E)利用者に帰属(規約上)規約に沿った範囲で商用可とされる
Stability(Stable Diffusion)利用者に帰属(規約上)Community Licenseでは年商100万USD未満なら商用を含め無料とされる
Canva利用者に帰属(規約上)全プランで商用可。ただし生のAI生成クリップ単体の販売・再配布は不可で、独自に構成し直す必要があるとされる
Adobe Firefly利用者に帰属(規約上)一部プランにIP補償が付帯する(例外的)。補償の有無・範囲はプランで異なる

表のとおり、「所有権は自分にある=どんな使い方でも自由」ではありません。見落としやすいのは、無料か有料かで商用可否が変わるサービスがあること、Canvaのように「生成物をそのまま単体で売る」ことが制限される場合があること(Tシャツの絵柄として独自に組み込むなら扱いが変わりますが、これも規約次第)、Adobe FireflyのIP補償のように補償が付くのは例外的で範囲もプランで違うこと、の3点です。

また、作った画像を販売プラットフォームに出す場合は別のルールも重なります。たとえば一部の販売プラットフォームでは、AI画像であること自体は禁止していなくても、第三者の知的財産・肖像・プライバシーを侵害するものはNGとされています。「AIだからOK」ではなく出力物の中身で判断される、という点は共通しています。

3つの論点を、実際のTシャツ制作にどう落とすか

ここまでの3論点を、preTTy(プリティ)でのTシャツ制作の場面に当てはめると、考え方はシンプルです。

  • 論点1(著作物性):1枚だけの記念品や自分で着る分には独占できるかはあまり問題になりません。配布・販売したい場合は「自分の著作物として主張できるか」を意識しておくと安心です。
  • 論点2(依拠性):既存キャラ・作品に似ていないかは入稿前にご自身でも確認をお願いします。preTTyでも判断が難しい持ち込みはお受けできないことがあります。
  • 論点3(サービス規約):商用可否は使ったAIサービスの規約・プランで決まります。preTTyは権利処理の代行や保証を行わないため、商用の可否はご自身でご確認ください。

なお、preTTyのデザイン清書(レイアウト調整・データ整え)では、スタッフが配置やバランスを人間の手で調整します。ただしこれは印刷に乗る形に整える作業であって、その加工によってお客様の画像に権利が生じることを保証するものではありません。権利の所在は元の生成物と各サービス規約・利用者の関与で決まります。AI画像を印刷できる形にする手順(背景の透過・解像度・線の細さなど)や、シミュレーターで配置して相談する流れは AIで作った画像でオリジナルTシャツは作れる に分けてありますので、技術面はそちらをご覧ください。

よくある質問

Q. AIで作った画像をそのままTシャツにして、自分の著作物だと言えますか?

A. 一発で出た画像をそのまま使う場合、原則として著作権は生じにくく、自分の著作物として独占できるとは限りません。文化庁(2024年3月)は、プロンプトの具体性・試行錯誤・複数からの選択・加筆修正といった人間の創作的寄与を著作物性の判断要素としています。関与が増えるほど認められる可能性は高まる方向ですが、最終判断は個別事情によります。

Q. 既存キャラを狙ったつもりはないのに、似てしまったら侵害になりますか?

A. 可能性はあります。AIの学習データに既存著作物が含まれていれば、知らなくても客観的にアクセスがあったとして依拠性が推認されうるためです。固有名詞(作家名・作品名・キャラ名)をプロンプトに入れると類似性が高まりやすいので避け、出力物が既存の何かに似ていないかを必ず確認してください。一般的な判断は Tシャツ 著作権どこまでOK もあわせてご覧ください。

Q. 無料プランで作ったAI画像も、Tシャツの絵柄として商用に使えますか?

A. サービスとプランによります。商用利用を有料プラン契約者に限るサービスや、年商の基準で条件が変わるサービスがあります。また「生成物をそのまま単体で販売・再配布する」ことを制限する規約もあります。使ったサービスの最新の利用規約を必ずご確認ください。preTTyは規約適合の代行や保証は行いません。

Q. preTTyに頼めば、AI画像の権利関係も大丈夫にしてもらえますか?

A. いいえ。preTTyが対応できるのは、お預かりした画像を印刷に乗る形に整える清書・レイアウト調整までです。権利処理の代行や、権利が大丈夫であることの保証は行いません。商用利用や著作権の可否はご自身でのご確認・ご判断をお願いします。判断に迷う画像はLINEでお見せいただければ、判断材料の整理はお手伝いします。

お見積もり・ご相談

「商用で使っていいか自分では判断しきれない」という段階でも、まずはご相談ください。preTTyではTシャツ・スウェット・パーカー・ポロ・トートなどへの清書やレイアウト調整(基本的な範囲は無料)に対応しています。画像を LINE でお見せいただければ、印刷に向けて整えられるか・どの方式が合うかをお伝えします(見積もり・LINE相談は無料、フォームなら24時間で概算が届きます)。お電話は 0120-76-2005 へ。複数枚なら まとめ割、金額の目安は 自動見積もり もご利用ください。

免責:本記事は2026年時点の公的見解・各社規約に基づく一般的な情報であり、法的助言ではありません。AI生成物の権利の可否・商用利用の可否は、各サービスの利用規約・契約内容や個別事情により異なり、規約は頻繁に改定されます。必ず各サービスの最新の規約をご確認のうえ、判断に迷う点は専門家や権利者にご確認ください。preTTyは権利処理の代行や権利の保証は行わず、最終的な利用判断は利用者の責任となります。

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