ワンポイントデザインの魅力
胸の小さなロゴや袖のワンポイントは、Tシャツの印象を大きく左右します。主張しすぎず、それでいて存在感を放つ、絶妙なバランスのデザイン手法です。
この記事では、配置と大きさの決め方に加えて、胸ポケット付きのボディを使う選択肢を取り上げます。「胸元のアクセントをポケットで作るか、プリントで作るか」を、自動見積もりと同じ計算エンジンで出した金額で比べました。
ワンポイントの配置 — 自動見積もりで選べる位置
自動見積もりのプリント位置は、位置と大きさを組み合わせた12通りのプリセットから1つを選ぶ形です。ワンポイントとして選べるのは胸(左か右)・肩・背面の3か所で、「胸ワンポイント+背面ワンポイント」のように2か所・3か所を組み合わせたプリセットもあります。袖口・裾・首元の内側のように一覧に無い場所は「特殊位置」を選び、場所をメモ欄に書いて依頼します。特殊位置は他の位置と同時には選べないため、「胸+袖口」のような組み合わせはLINEか電話でご相談ください。
- 胸左側: 定番の配置(見積もりでは「胸ワンポイント(左or右)」)
- 胸右側: ユニフォーム風
- 肩: 横から見たときに効く(「肩ワンポイント」)
- 背面: 背中に小さく入れて、後ろ姿にさりげなく(「背面ワンポイント」)
- 袖口・裾・首元の内側: 見積もりでは「特殊位置」
サイズの目安 — 料金の区分は「縦横10cm以内」
自動見積もりでは、ワンポイントの大きさは「縦横10cm以内」でひとつの料金区分です(1か所ごとに598円の加算)。5cm角のロゴでも10cm角でも料金は同じなので、大きさは料金ではなく見え方で決められます。10cmを超えると、前面・背面の「A4以内(210×297mm)」の区分(898円の加算)になります。
小さく刷るほど、細部は潰れやすくなります。刺繍の場合、線が1mm以下だと糸で潰れる可能性があり、グラデーションは表現できません(入稿ガイド)。ロゴを縮めると細い線が残る場合は、線を太らせたワンポイント用のデータを別に用意しておくと安心です。
潰れやすさは方式でも変わります。プリント方式の比較では、金銀ラメ(小粒)は細い線が潰れやすく、大粒ラメは細かい文字や線を再現できないとしています。細い線や小さい文字を含む多色のロゴを小さく刷るなら、候補はDTFです。入稿ガイドでは、DTFは細い線や小さい文字も比較的きれいに再現できるとしています(追加料金は淡色向け+880円・濃色向け+1,100円/か所)。
ポケット付きボディという選択肢
胸元のアクセントは、プリントせずにボディで作ることもできます。preTTyで扱う 5.6oz スタンダードポケットTシャツ(00109-PCT) は、左胸にポケットが付いたTシャツです。
- 生地: 5.6oz(190g/㎡)。綿100%(杢グレーのみ綿80%・ポリエステル20%)
- サイズ: XS〜3XLの7サイズ(Mは身丈70cm・身幅52cm)
- 襟ネーム: 手で切り取れる TEAR AWAY LABEL
ポケットには段差があるため、ポケットそのものへのプリントは難しい場合があります。商品ページでは、推奨位置として「ポケット上部」「ポケットと逆の胸」「背中・袖」を挙げています。ポケットと反対側の胸に小さなロゴを置くと、左右で役割の違う胸元になります。
ポケットで飾るか、プリントで飾るか — 20枚の実額
同じ Printstar の5.6oz無地Tシャツ 00085-CVT と、ポケット付きの00109-PCTを、20枚・普通色1色で比べました。金額は自動見積もりと同じ計算エンジンで出した1枚あたりの税込額で、送料は別です(東京都宛なら20枚は100サイズ1箱で920円)。
| プリントの仕様 | 00085-CVT(ポケット無し) | 00109-PCT(ポケット付き) |
|---|---|---|
| 胸ワンポイント | 1,553円 | 1,946円 |
| 背面ワンポイント | 1,553円 | 1,946円 |
| 胸ワンポイント+背面ワンポイント | 2,151円 | 2,544円 |
| 背面(A4以内) | 1,853円 | 2,246円 |
| 胸ワンポイント+背面(A4以内) | 2,451円 | 2,844円 |
| 胸に刺繍ワンポイント | 2,333円 | 2,726円 |
どの仕様でも差は393円で、これは白地の価格差(00085-CVT 1,155円、00109-PCT 1,548円)そのものです。比べどころは組み合わせのほうで、「ポケット付き+背面ワンポイント」(1,946円)は「無地+胸と背面のワンポイント2か所」(2,151円)より205円安く、胸元と背中の両方に目を引く要素を作れます。反対に、胸のアクセントを刺繍にしたいなら、無地の00085-CVTに刺繍ワンポイント(2,333円)のほうが、ポケット付きに刺繍(2,726円)より393円安く済みます。
ワンポイントに向くモチーフ
- 自分たちの学校・クラブのクレスト(紋章)風マーク、自社のCI(コーポレートアイデンティティ)
- イニシャル・頭文字のモノグラム
- チームの番号や誕生日などの数字
- 動物・植物のシルエット、幾何学模様、小さなアイコン
実在する大学・チーム・企業のマークは、権利者の許可が無い限りプリントできません(著作権ガイドライン)。「風」に寄せる場合も、自分たちのオリジナルの要素を入れてください。刺繍で入れるなら、入稿ガイドにあるとおり単純な形や太い線のほうがきれいに仕上がり、糸の色は6色程度まで、グラデーションは表現できないので、シルエットやモノグラムのような形が向きます。
ワンポイントプリントの技法
自動見積もりで選べる方式のうち、ワンポイントでよく使うのは次の4つです。追加料金はいずれも1か所あたりで、普通色は淡色・濃色どちらのボディにも刷れます(プリント方式の比較)。
- 普通色: 1色のロゴや文字がくっきり出る。追加料金なし
- 金銀ラメ(小粒): さりげないラメ。+220円
- 刺繍ワンポイント: 立体感と高級感。+780円。糸の色は6色程度まで
- フルカラー・DTF: 小さな写真や多色のイラスト。フルカラー+330円(白・淡色ボディ向け)、DTF(濃色)+1,100円
色は、ボディの色と方式の相性で選びます。同じ比較ページでは、金銀ラメは黒やネイビーなど濃色のボディで映え、フルカラーは濃色のボディでは色がくすむとしています。黒や紺のボディに多色のワンポイントを載せるならDTF(濃色)、1色で足りるなら追加料金のない普通色です。ボディと同系色のインクは控えめに見える一方、10cm以内の小さなマークは背景に紛れて形が読み取りにくくなります。
予算と費用感
ワンポイントの費用は、上の表のとおり「1か所増やすごとの加算」で読むと分かりやすくなります。00085-CVT・20枚の場合、胸1か所の1,553円に、背面ワンポイントを足すと2,151円、さらに肩を足すと2,749円で、1か所ごとに598円ずつ上がります。刺繍に切り替えると、胸1か所で1,553円が2,333円になります(+780円、この条件ではおよそ1.5倍)。
- 普通色1色・胸ワンポイント1か所: いちばん費用を抑えられる構成
- 刺繍ワンポイント: 1か所+780円
- ワンポイントを複数か所: 1か所ごとに598円の加算
お見積もり・ご相談
ワンポイントは費用面でも最小構成で、普通色1色・胸ワンポイント1箇所なら10枚1,422円/枚から(白地がいちばん安いボディの場合。税込・送料別)が基準になります。立体感と高級感を足したいときは刺繍ワンポイント(+780円/ヶ所)に切り替えられるので、刺繍とプリントの単価差を枚数別に比べると質感への投資額が具体的になります。納期はプリントなら標準5〜7営業日ですが、刺繍ワンポイントは1枚ずつ縫うため方式ページの目安で7〜10営業日かかり、特急仕上げも使えません(刺繍ワンポイントの方式ページ)。ロゴの線が5cm角で潰れないかどうかは仕上がりを大きく左右するため、LINEで無料相談にデータを送って入稿前に確認しておくと安全です。